[SixTONES] Make a sound (ページ4)

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第四話ページ4

＞hokutoSIDE

「お前らさあ、、俺だけ楽器もってバカみたいだったじゃねーか!!」

「いやー即興でもゴールできんだから北斗の運動神経は折り紙つきだな!」

放課後になり、第一音楽室に向かった。

今日の三限目にあった部活動紹介。
一か月前から四人でちゃんと練習してきてた。

んだが!!!

「面白かったんだしいーじゃん」

「よくない!!」

俺がそそくさとステージに上がった瞬間、3人は楽器を置いて出てきたのだ。

あろうことか、バスケ部からボールを借りて丁寧に4つバスケットボールをもって。

発案者は樹だろう。

「どうりで全然練習しねえと思った、」

「これで見学者が来なかったら怒ってよ。部長には許可とってたんだし」

「高地嫌いだわー」

「おい北斗聞こえてんぞ。俺先輩だかんな」

そろそろ一年生もHRが終わるだろう。

そう思っていたところに、音楽室の扉が開いた。

見学ではミニコンサートを行う。ちゃんとした人数で。

だべっていた俺ら以外は少しの緊張をにじませつつ練習していたところだ。

「あの、吹部の見学なんですけど、、」

そう控えめに言う新入生に、部長の高地がにこやかに席に誘導する。

「樹くーん、外手伝ってくれない?」

「あ、おっけ。じゃあさ、北斗」

外の誘導に呼ばれた樹が、扉の前で振り返る。

「予想人数、何人??」

「２０」

「それ超えたら、俺のこと怒るのなしな。」

にっ、といたずらな顔で笑って外にでる。

さあ、俺も準備しよう、とステージに向かう。

「あれ、ねえ。京本は?」

「外。誘導いったよー」

ん?と準備の手が止まる。

「・・・それは、樹とやってるってこと?」

「え樹君もいったの?人数めっちゃきちゃうじゃん。」

「そりゃ、20人くらい超えんだろ・・・・・・・・」

あいつ、京本と客引きと分かってああ言ったな。