クソチャイナ娘の姉貴は俺の標的【沖田総悟】

Battle_142 ページ11

＊Aside＊



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ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ



「ねぇ、あたしたちどこへ向かって走ってるの？」



ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ


「分からないネ。ジミーにとりあえず走って逃げろって言われたアル」



ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ



「え、じゃあこれもしかして敵さんに突っ込む感じに走ってるかもなの？！」





「カモナ！！！」





にかっと笑った神楽。



この子すごく楽しそうなんだけど。え、なんで。これすごい切羽詰まった状況だよね。え。






「『カモナ！』じゃねーだろ！！

春雨と鬼兵隊を正面突破って僕らどんだけアグレッシブなんですか！！

アグレッシブな心意気はいいけどこれもはやミッションインポッシブルですよ！！」







…あ、よかった、常識人の新八くんがいた。







あの後無事に(？)部屋を脱出できたあたしは、神楽と新八くんと逃げてた______もとい、あてもなく走ってた。ただただ走ってた。



お先真っ暗。後ろも真っ暗。




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「あたしあのとき結構大きい音出しちゃったから、多分敵さんに気づかれてんだよね！



追っ手からも逃げて、遭遇した敵からも逃げるわけだから…！



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神楽！

新八くんだってミッションイボ痔ブルって言ってるわけだからさ！
1回止まって整理しようよ！」



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「ミッションイボ痔ブルってなんだァアア！！

どこぞのイボ痔忍者じゃねーんだぞ？！

Aさんもなんでこんな時だけ日本語弱くなってんだよ？！」





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こんな状況でも走りながらツッコミできる新八くんすげえ。

さすがやれば出来る眼鏡。略してYDM。

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