クソチャイナ娘の姉貴は俺の獲物【沖田総悟】

Battle_128 ページ40

あたしの疑問を察したのか、ああ、と神威が口を開く。






「俺は、Aを手に入れたらずっとそばに置いとくつもりだよ。



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まあ当然高杉は怒るだろうけどね。





そのときはそのときだ」






そのときって…



あたしは頬張ってた団子をぐっと飲み込んで、




「戦うの？」


と聞いた。







途端、闘争心に溢れた目で笑った。





「そうなるネ。



俺に逆らうヤツは、例え最強だろうとなんだろうと殺すまでだ」









ああ、この目は。




晋助と戦うのをワクワクしてる目だ。



じわり、と手に汗がにじむ。




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「相手は地球じゃ最強かつ最も過激って言われてる相手だよ。



神威が勝てるかどうかもわからない」





「強いと言っても所詮人間だ」





「人間だからって舐めてかかったら痛い目見る。


銀ちゃんが鳳仙の旦那に勝ったの、神威だって見てたでしょ？」







人間はいざとなったら何するかわからない。


そーゆーのを『火事場の馬鹿力』っていうのを、この間沖田に教えてもらった。







「仮にも春雨の一部隊をそんなことのために失うの？」





「だから戦いたいんだよ……人間はいざとなったらどう化けるかわからない。



高杉はあのお侍さんと同じニオイがするからね…あのお侍さんと戦う前に、身近な侍とも戦ってみたいんだ」








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そう言うと、神威はみたらしのタレのついた親指をペロリと舐めた。







まるで、血のついた親指をペロリと舐めるように。

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