クソチャイナ娘の姉貴は俺の獲物【沖田総悟】

Battle_105 ページ17

「……あ、お酒空になっちゃった」






自分の周りにあるどの瓶を振ってみても、中身はなくて、





「ちょっとお酒取ってきまーす」と立ち上がった。







「おーぅ行ってこーい」





ダラリとした口調で見送ってくれた土方さんはもうすでにベロンベロン。
まあもとがお酒に弱いからね。





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宴会場を抜けて、廊下を1人歩く。




木の床を踏む音だけが、静かに響いてる。






宴会場のうるささとは打って変わり、ちょっと怖いくらいに静か。






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そのとき。








屯所に場違いな【ソレ】の気配がして、ハッとした。








廊下を歩く足を止めて、拳をきつく握りしめた。


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「なんで______なんでアンタはここに来てるのよ。


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____________神威」








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「ありゃりゃ〜もうバレちゃったか」







中庭のほうへ視線をやると、またいつもの貼り付けたような笑顔で手を振る馬鹿兄貴。







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「なんでって………Aも分かってるでしょ？





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Aを連れて行くために決まってるよネ」






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カッ！と目が開いて、







闘争心に満ちた青い瞳がこちらを捉えた。

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