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Battle_467 ページ26

だいたい!とAが顔を上げる。



「自分はクリスマスのときに俺の気持ち疑われてたのは心外、とか言っときながら、早速疑ってんのどっちよ?!」



……ハイ、俺デス。



「あたしがそんな好きとかそんな簡単に言えるヤツに見える?!
沖田と付き合うって、ノリで決めるようなヤツだと思ってた?!」




……それは、全然思ってない。




「見くびらないで!」



出会って初めて見るような剣幕に思わず息を呑んだ。


「沖田はあたしを信じて、どーーんと構えてくれてたらいいの!分かった?!」

「あっ、はい」


アカンこれ完全に押されてる。

結婚したら いざという時絶対マウント取られる未来が見えた。


何を言っても怒られる気しかしねェけど、何も言わなかったらそれも怒られる。


何か言わねェと…と口をぱくぱくさせてるうちに、しゅるしゅると萎んでゆく怒気。



.





.



…あり。



萎んだそれは普段どおりに戻るかと思いきや、ノーマルを通り越して次はズーーンと暗い気がAから染み出す。



.






.


「…どした?」


「あ、あたし…さ」




恐る恐る、というふうに口を開く。

さっきまで暴れ回っていたん身体は固く力んで俺に押し付けられていた。




「いつもは、恥ずかしくて全然言えないけど」

「…うん」



.






.



「沖田のこと、ちゃんと、ずっと、むちゃくちゃ好き!!!大好きだ!!!」



.





.



一度話し始めてしまうと、堰を切ったように次から次へと叫び始めた。

対する俺は、目を瞬かせながらAに圧倒される。



.





.


「あたし自身、自覚なんてクソほどもなかったけど。

出会ったときからお前はあたしの中の1番なの!

あたし言っとくけど重いよ?!好きになったらとことん好きになるよ?!メンヘラだよ?!」


「〜〜ッ、くそったれ」





嬉しくなってぎゅぅううっ、ときつく抱きしめた。

痛いかもしれない。でも俺の気持ちをどうしても、身をもって伝えたかった。


.






.



「いーよ。

てめェの重さなら大歓迎。

一生背負ってやらァ」



「…バカ。バカバカバカ」

「そーでィ。Aバカだよ」



好きすぎておかしくなっちまいそう。




.






.



強くまくし立てた癖にほんとは小さく震えてる可愛い唇に、



.




「俺も、大好き」




.



そう吐息で囁いて、噛み付いた。

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ての(プロフ) - ほんとにほんとに初めから最後まで素敵なストーリーで定期的に全て読み返しに来てしまいます!今もなお修正などこの作品を大切に残して頂けて嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 892b9edcae (このIDを非表示/違反報告)
レミリア - 内容が、ヤバイぐらい、キュンキュンしてた(//>∀<//) (2019年7月15日 0時) (レス) id: 16253bb5bd (このIDを非表示/違反報告)
あおい - 最高でした!終わるのが悲しいです.. (2018年11月24日 15時) (レス) id: e8f3408ea6 (このIDを非表示/違反報告)
- カイなのかリクなのかソラなのか、ごちゃごちゃになってますよ! (2018年6月15日 2時) (レス) id: 9c5cfdf043 (このIDを非表示/違反報告)
琴菜 - 面白かったですっ!お疲れ様でした! (2018年2月26日 3時) (レス) id: e179cd3389 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひより | 作成日時:2015年11月28日 15時

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