Battle_460 ページ19
ぶーら、ぶーら、
親子が手をつなぐように繋いだ手を前後に揺らしながらの帰り道。
相変わらず歩調はゆっくりなまま。
「どうしてあんなナンパみたいな…」
「ちょっとした遊びゴコロだろィ。
遊びゴコロのはずが思わぬヤケド負っちまった」
「だからごめんってさっきから言ってるじゃんかー…」
さっきからずっと拗ねっぱなしの総悟くん。
面倒臭いことこの上ない。
最初はあたしも申し訳なさを感じて謝ってたけど、何回も繰り返されるとウザくなってくる。
.
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「……で?」
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「俺の声にも気づかないほど心此処に在らずだったAちゃんに、何があった?」
表情も、歩調も、何も変えず。
いたって普通に、沖田は爆弾を投げた。
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「…なにって」
どう、説明したらいいのかな。
どこから説明すれば、いいのかな。
そもそも、言わなきゃいけないことなのかな。
ぐるぐるぐるぐる、考えてるようで全然回ってない頭。
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何を言ったらいいのか分からなくて、俯いて足下に視線を流す。
そんなあたしに気づいたのか、気づいてなかったのか、分からないけれど。
しばらくの沈黙の後、
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「…さっき、神威と会った」
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平坦な、感情が含まれてない沖田の声が鼓膜を震わせた。
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ての(プロフ) - ほんとにほんとに初めから最後まで素敵なストーリーで定期的に全て読み返しに来てしまいます!今もなお修正などこの作品を大切に残して頂けて嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 892b9edcae (このIDを非表示/違反報告)
レミリア - 内容が、ヤバイぐらい、キュンキュンしてた(//>∀<//) (2019年7月15日 0時) (レス) id: 16253bb5bd (このIDを非表示/違反報告)
あおい - 最高でした!終わるのが悲しいです.. (2018年11月24日 15時) (レス) id: e8f3408ea6 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - カイなのかリクなのかソラなのか、ごちゃごちゃになってますよ! (2018年6月15日 2時) (レス) id: 9c5cfdf043 (このIDを非表示/違反報告)
琴菜 - 面白かったですっ!お疲れ様でした! (2018年2月26日 3時) (レス) id: e179cd3389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひより | 作成日時:2015年11月28日 15時