【銀魂】クソチャイナ娘の姉貴に俺は夢中【沖田総悟】

Battle_452 ページ11

「俺も、桃が1番好きだな」



神威の表情を盗み見ようとして…「あ」、思わず声が漏れた。



いつもみたいなニコニコじゃない。
あたしにたまに見せてくれる微笑みとも違う。



______すごく、すごく優しい表情。




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「桃の木だけは、Aとの思い出しかなくて、まるで俺たち二人だけのヒミツみたいでいいじゃん」



ヒミツ


頭の中でその言葉を反芻したとき、神威が身に纏う雰囲気が変わったことに気づいた。





何かの意を決したような。






「花びら、付いてるよ」



「わ、気づかなかった、ありがとう」



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神威があたしの髪についた桃の花びらを1枚摘んで、手の平で遊ばせる。




.





.


「俺にとっての桃の木は、Aだよ」




風の音とか、周りの喧騒だとか、そんなの全部消えた。



今あたしの鼓膜を揺らすのは、君の言葉だけ。





「俺が一番好きな場所は、権力の上なんかじゃない。

Aのとなりだよ」

.






「大切で、大好きで。

でもときどきすごく怖くなるんだよ、俺も」





「いつか……いつかお前と、徹底的に決裂する日が来るような気がして」





そう言って、あたしの手に重なる神威の手。




.





「お前さえいれば、それでいい。

春雨の地位だって何だって捨ててあげる。

Aだけの俺でいるから。


.



.



お願い、俺と一緒にいて」





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懇願するように見つめる熱っぽい視線に、捕らえられて逸らすことが、できない。





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いつもの戦意に満ちて縫い付けられるように逸らすことのできない視線よりも、ずっとずっと柔らかい。


だけど強い意志を持った視線は、紛れも無い“ケモノ”の瞳。





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メリークリスマス☆
クリスマスこそ更新したいと思って更新しました！！
思えば沖田くんの告白から今日で1年です〜そんな日に神威が告白という偶然ながら少し運命的なものを感じます(笑)



そして遅ればせながらアニ銀の沖田くんvs神威だんちょ戦の感想ですが…



空知先生ありがとうございました！！！！
ご馳走様でした！！！！



これに尽きますね！！！

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