クソチャイナ娘の姉貴は俺のモン。【沖田総悟】

Battle_416 ページ9

＊Aside＊



「…んでだよ」





怒り、やるせなさ、
色々な気持ちでいっぱいいっぱいになる。


ただ、目の前でへらりと笑うこの男だけは、ぶっ飛ばさなきゃ気が済まない。




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「どうして？！


なんでこんなことのためだけに沖田と神威は傷つけられなきゃいけなかったの？！」






意味わかんない。



「あんたがあたしを好きなのは勝手だけど、その道具に人の命を使うな！！」





好きならもっとぶつかってきてよ。

こんな狡いやり方じゃなくて。


普通に面と向かって「好きだ」と伝えてくれたら、それで十分嬉しかったのに。




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「恋をするのも、闘うのも、息をするのも……

全部全部、命があるからこそできることだってこと、忘れんな」





命よりも大切なものなんてない。



どんだけ地の底にいたって、2度と日の光を拝めないような真っ暗闇の中にいたって、生きてる限り何度でも這い上がれる。



なんて、かつて殺しまくったあたしが言えた義理じゃないけれど。


悔やみきれないほど悔やんで、嘆いたからこそずっしりと心にのしかかる命の大切さ。


だから、命を簡単に遊び道具になんかしないで。




.







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「もうぶち切れた。


テメーだけは、

あたしがこの手でぶっ飛ばす」



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「あたしは、命をオモチャにするような奴なんかお呼びじゃねーんだよ」



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言い終わるとともに、邪魔な着物の裾をビリッ！と破いた。

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