Battle_438 ページ31
＊Aside＊
「_____はい、経過も良好だから明日には退院してくれていいよ」
目の前に座る主治医の先生がメガネをずり上げる。
「ありがとうございます」
失礼しました、と頭を下げて診察室を出た。
.
.
患者や家族、病院関係者がわらわらといる廊下を歩く。
あれから1週間ほど経った。
沖田を担いで外に出たあたしを待ち受けていたのは、びっくりした顔の真選組のみんなで。
『総悟！！A！！』と慌て切った土方さんの顔が珍しいやら可笑しいやら、
みんなに会えて安心したやらで、沖田を他の隊士に預けた途端、意識を手放した。
.
.
次に目を開くと、もうこの1年で何度見たか分からないくらい見慣れた白い天井。
様子を見に来てくれた土方さんから、あたしも沖田よりは軽傷だとはいえ、骨折だとか切り傷だとか怪我してたらしく。
『ぜっっってェ安静にしてろよ？！』とキレ気味に念押しされた。
.
.
しばらく他愛もない話をして、やがて沈黙に支配された空間。
______そろそろ、聞かなきゃ。
もし、悲しい真実だったら。
___沖田が、シンデしまってたら。
.
.
そう思うと問いかけるのは怖くて仕方がない。
.
『……沖田は』
知りたくない。
でも知りたい。知らなきゃいけない。
.
土方さんは煙草の煙をふぅー…と吐いた。
燻る煙が立ち上り、やがて部屋の白に溶け込む。
.
『何とか、生きてる。
ただ…まだ、目は覚ましてねェ』
.
低く、重い土方さんの声が
鉛のように心に落ちてきた。
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銀魂☆☆☆☆☆ - すごいキュンキュンします〜〜〜!!!!! 空知先生とひよりさんが神様にみえます。この作品大大大大大好きです！！ (2016年3月11日 16時) (
レス) id: 4ecdf1b2ff (このIDを非表示/違反報告)
総悟大好き！ - 次の章まで行ってください！喜んで読みます！！ (2015年11月29日 16時) (レス) id: eae230a3f8 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 次の章行くんですか！？めっちゃ楽しみだし、うれしいです！がんばってください！ (2015年11月28日 11時) (レス) id: 5abee972a9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 1番初めの章から読まさせていただきました！もうキュンキュンが止まりません！(*pωq*)ずーっと読んでたいです(*pωq*)次の章も絶対絶対絶対読みます！(*ﾟvﾟ*)頑張ってください応援してます(*ﾟvﾟ*) (2015年11月28日 0時) (レス) id: 268b1d3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 次の章いくんですか！？嬉しいです！！！この小説が私の毎日の楽しみなので！！応援しています！！ (2015年11月28日 0時) (レス) id: fafd5c8065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2015年9月7日 23時
