Battle_435 ページ28
*Aside*
神威の姿が全く見えなくなってもなお、ずっと神威が去った方向を見つめていた。
「……おわった」
終わったのか。
全部、全部。
「ああ。
終わったんでィ」
よく頑張ったな
そう、頭を撫でられて。
ふわり、と身体から急速に力が抜けていく。
.
「Aっ!」
沖田が慌てて抱き留めてくれたから、身体を打ち付けずに済んだ。
「あ…ありがと」
けれど、立ち上がろうにも力が入らない。
そのままぺたり、と座り込んだ。
はぁ…と息を吐けば、
何の前触れも無く溢れ出した涙。
「…なんでっ」
何で、涙なんか。
目を押さえつけて涙を引っ込めようとも、涙はどんどんどんどん溢れるばかり。
「それはな」
グイッと引き寄せられて。
沖田の身体があたしを受け止めてくれる。
回された腕は、温かい。
「Aが頑張ったからだよ」
.
.
「お前が過去の自分のトラウマと完全に決別して、過去の自分すら自分の物にして、
向かってくるもの全てに正面から向き合った」
だからてめェは泣いていいんだよ。
優しく囁かれるとともに、回された腕に力が込められる。
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銀魂☆☆☆☆☆ - すごいキュンキュンします〜〜〜!!!!! 空知先生とひよりさんが神様にみえます。この作品大大大大大好きです!! (2016年3月11日 16時) (レス) id: 4ecdf1b2ff (このIDを非表示/違反報告)
総悟大好き! - 次の章まで行ってください!喜んで読みます!! (2015年11月29日 16時) (レス) id: eae230a3f8 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 次の章行くんですか!?めっちゃ楽しみだし、うれしいです!がんばってください! (2015年11月28日 11時) (レス) id: 5abee972a9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 1番初めの章から読まさせていただきました!もうキュンキュンが止まりません!(*pωq*)ずーっと読んでたいです(*pωq*)次の章も絶対絶対絶対読みます!(*゚v゚*)頑張ってください応援してます(*゚v゚*) (2015年11月28日 0時) (レス) id: 268b1d3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 次の章いくんですか!?嬉しいです!!!この小説が私の毎日の楽しみなので!!応援しています!! (2015年11月28日 0時) (レス) id: fafd5c8065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひより | 作成日時:2015年9月7日 23時