Battle_433 ページ26
*神威side*
Aたちと別れたあと。
俺は何も言わずに歩いていた。
「ちょ、神威速すぎ…!」と若干疲れ気味な阿伏兎の声が後ろからするけど無視。
無視したまま数歩進んで、はた、と立ち止まった。
______そう言えば
阿伏兎に言おうと思ってたことを思い出して、くるりと振り返る。
「なぁ阿伏兎」
「っ、何だよ…」
「どうやってお前はこの落とし前をつける?」
.
ギクリと固まった阿伏兎を横目に口を動かす。
「俺に初めて会ったとき。
吉原での神楽との一戦。
そして今回の件。
お前は俺に2度では飽き足らず3度も醜態を晒した。
______俺が弱い奴に興味ないのなんて、十分知ってるだろ?」
俺の言葉を聞いた阿伏兎は諦めたかのように笑った。
「はっ…それもそうだな。
仏の顔も三度までってのは、こーゆーことを言うのかねェ」
「俺が仏だとでも?」
「どんな方法だろうがアンタは人を血で血を洗う世界から解放してやるんだ、仏と大差ねェよ」
俺たちみたいな生き方の野郎は生きても地獄、死んでも地獄かもしれねェがな。と最後に付け加えた。
(生きても地獄、死んでも地獄ね…)
_____あ、いいこと思いついた
.
.
「俺そんなに慈悲深くないヨ?
今だって気が変わったし」
「気が変わった?」
怪訝そうな表情で俺を見据える目をまっすぐ捉えて、ニコリと笑った。
そう、さっきまでは殺してしまおうかと思ってたけど…
.
「生きても死んでも地獄な世界なら、
何が起こるか分からない、明日の命も保証されないこちら側の地獄で過ごさない?」
.
.
血で血を洗う世界から解放してやらない、という地獄さ。
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銀魂☆☆☆☆☆ - すごいキュンキュンします〜〜〜!!!!! 空知先生とひよりさんが神様にみえます。この作品大大大大大好きです!! (2016年3月11日 16時) (レス) id: 4ecdf1b2ff (このIDを非表示/違反報告)
総悟大好き! - 次の章まで行ってください!喜んで読みます!! (2015年11月29日 16時) (レス) id: eae230a3f8 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 次の章行くんですか!?めっちゃ楽しみだし、うれしいです!がんばってください! (2015年11月28日 11時) (レス) id: 5abee972a9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 1番初めの章から読まさせていただきました!もうキュンキュンが止まりません!(*pωq*)ずーっと読んでたいです(*pωq*)次の章も絶対絶対絶対読みます!(*゚v゚*)頑張ってください応援してます(*゚v゚*) (2015年11月28日 0時) (レス) id: 268b1d3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 次の章いくんですか!?嬉しいです!!!この小説が私の毎日の楽しみなので!!応援しています!! (2015年11月28日 0時) (レス) id: fafd5c8065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひより | 作成日時:2015年9月7日 23時