クソチャイナ娘の姉貴は俺のモン。【沖田総悟】

Battle_410 ページ3

＊Aside＊





「カイ…？！」





想定外すぎる人物の登場に目を見開く。





「何でいるの。

春雨は今回の件には関わらないつもりじゃなかったの？」



睨みつけるあたしの視線をするりと受け流す。


「春雨は、ですよ。

俺は俺で個人的に動いていただけです」




どうして、

どうして沖田が傷つけられなきゃいけないの。






ぜえ…ぜえ…と荒い息を繰り返す沖田に、焦る心は募るばかり。







「カイ」



.




しん…と一瞬で静まらせるほど、威圧感に溢れた声。

なのに、その表情は気味が悪いくらいにニッコニコで。



その笑顔のままトン…トン…とゆっくり歩み、








「何のために？


春雨の方針にお前は逆らった。



これは俺に対する立派な反逆行為、だよネ？」




.





.




そう、問いかけた。



いや、問いかけたとは言ってももう神威の中で…あたし達全員の中で答えは出てる。




だから、分からないのは目的だけ。



.






.





「目的ですか……」




カイがしばらく思案する素振りを見せ、そしてその視線の先にいたのは______






.









.




「Aさんが、欲しくなりました」




.








.




「……あ、あたし？」








紛れもなくあたし。





.





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11章！
そして気づけば400話突破…！
本当の本当に最終章です！！

最後まで突っ走るつもりなのでお付き合いよろしくお願いします！！( 'ω' )/

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