クソチャイナ娘の姉貴は俺のモン。【沖田総悟】

Battle_427 ページ20

そうだよ。


あたしさっき、沖田は殺しても死にやしない奴だって思ったじゃん。


なのに何いきなり疑ってんだ。


信じなきゃ、あたしが。


例え世界中のみんなが沖田のこと疑っても、あたしだけは最後の1人になっても信じてあげなきゃダメなんだ。




『コイツは死なない』って。


.





.



それが、沖田の彼女だということ。



.





.



全部、全部、あたしの思い過ごしなんだ。




「てめーを殺すのはあたしか寿命だけだからな」


「分かってんじゃねーか。
ついでにそっくりそのままてめェにその言葉返しとくわ」




なら。


ゆっくりと歩いて、背中合わせに立つ。

そのまま互いの得物をカイに向けた。





「「あたし/俺たち2人に、勝てる奴なんざいない」」




.






.


ずっとあたし達の様子を眺めていたカイが、くつくつ…と笑った。




「さっきから見てたら…この状況でよくもまあそんなにラブラブ出来ますね。

……ウゼェ」




突如、いつもの敬語口調は抜けて。

荒々しい口調のカイ。




「…それがアンタの本性？」


「いえ、どっちも本性ですよ。


ただ、口調が荒いのは……



手加減しねェって意味だよ！！！」







荒々しく吐き捨てて、カイが一目散にこちらに飛んできた。

Battle_428→←Battle_426

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す