クソチャイナ娘の姉貴は最凶トリオに取り合われてます【沖田総悟】

Battle_382 ページ6

神威の言葉は、嘘偽りはひとつもない。


いつだってまっすぐ、あたしの心へ届く。




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だからこそ、逃げることなんてできない。


中途半端な御託や言い訳は、正直者の前ではただの無力で無様なもの。



そういう点では、神威は昔からすごく素直。


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「ちょっとごめん、時間がほしい…」



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ずっと双子の兄として見てた人から急に想いを伝えられても、はいそうすかと受け止めることができるほどあたしは出来た女じゃない。


頭がいっぱいいっぱいで追いつかない。




「時間ならいくらでもある。

フるならフるで、俺に納得できるようにフってよ。

兄妹で恋愛なんてもってのほかだもんネ」



なんで


なんでそんなヤケクソに言うの。


どうして言ってるアンタが1番悲しんでるの。





「…ごめんね」




何て言葉をかけたらいいか分からなくて、ただ謝ることしかできなかった。




「この決着が着いたら、絶対返事する」




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「…ありがとう」




そう言って笑う君の顔は、涙は流れてないのに泣き顔だった。





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______あたしが神威の妹じゃなかったら、きっと、好きになってた








…なんて、言えないけど。

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