クソチャイナ娘の姉貴は最凶トリオに取り合われてます【沖田総悟】

Battle_379 ページ3

＊Aside＊


「な、なんで今さらそんなこといきなり言うのよ」


へらり、と笑う。

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『好きだよ、A』





含みのある声色。

まるで、思いの限りを詰め込んだような、心がグッとつまるような。


いつもそんなこと言わないのに、突然。



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何より______



どうしてそんな、沖田があたしを見るときのような目であたしを見ているの。





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「神威があたしのこと双子として大好きだなんて、もう日々のストーカーとかで分かってることじゃ「違う」


………違う、の？」




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遮られた声に、へらりとした笑顔すら保てなかった。



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「A、俺はね」


ずいっ、と神威があたしに迫ってきて、思わず後ずさる。






____________やめて


__________聞きたくない




全てが壊れる。


神威に今向けられる視線は、沖田と晋助のものと同じ。

それに気づかないほど馬鹿じゃない。




でも、それを聞いてしまったら、あたしが知ったことになってしまったら、今までのことが、全部壊れる。なくなっちゃう。


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(そんなの______)





「やっ！

聞きたくない！」





どんっ、と突き返した手は、神威に掴まれた。



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そのままぐいっと引き寄せられて




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「俺は、女としてAが好き」




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全てを壊す残酷な言葉と共に


ふわり、と掠めた暖かみに、


どうしようもなく涙が溢れた。

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