クソチャイナ娘の姉貴は最凶トリオに取り合われてます【沖田総悟】

Battle_388 ページ13

＊Aside＊




『だから俺ァ、俺が納得できる理由がAから聞けるまで、絶対に手は引かねェよ』







あたし次第、なのか…





さっきは必死で、何とかしようとつい、「闘って勝ったほうがあたしをもらう」それに頷いてしまったけど、

やっぱり闘ってほしくないのが正直なところ。




(止めたい…)


どうしたらいいんだろう



.







あたしの視線の先では、


ガン！ガキン！と刀がぶつかり合い、神威と沖田を同時に相手取りながらも対等に渡り合っている晋助の姿が見える。



「…やっぱり、強い」




あたしと晋助は、直接闘ったことは1度もない。

晋助があたしに刀を向けたことは、この間の讃岐屋の件で初めて。


それまでは、晋助が振りかざすのは、決まってあたしを守ってくれるときだけだった。




いつだってそう。

いつも、いつもあたしを守ってくれた。

ずっと、いつだってあたしのことを想ってくれてる。



______ずっと、ずっと。





.




.



神威だって。

沖田だって。




みんながあたしを想ってくれてる。


ほとばしる熱気
ぶつかり合う衝撃
一生懸命な表情



今、闘っている姿からそれが痛いほど伝わってくる。




.







.






______この3人に闘ってほしくない？



______どの口がそんなこと言ってるの。




______闘わせるような状況にしたのは誰。






分かってる






______はっきりせず、いつまでも曖昧に逃げ続けたあたしのせい。





.








.








.




それなら。







____________あたしが一緒に生きたいのは、誰？

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