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◇
数日が経つと、Aは無事医務室から解放されることができた。(マダム・ポンフリーは納得いかないようだったが)
Aは自分の首に焼き付いた印を初めて目の当たりにした時、意外とお洒落なんていう考えが頭を通った。
『でもこれは、きっと隠した方が良いわね』
マダムから借りたスカーフを首に巻き、なんの違和感も感じないように仕立てる。
未来を知り、本当の自分の鱗片を見たあの晩の心の乱れも次第に落ち着きを取り戻し
‘’救える命は全部救ってみせる”
という元来の決意をより強固なものへと変えていった。＿＿＿それでも、自分への恐怖を感じてはいた
ダンブルドアとはまだ何も話していないが、
あまり楽しい話し合いにはならないでしょうねぇ。とAは思った。
◇
『ダイアゴン横丁に材料の調達？』
ビーカーやフラスコを浮かせて棚にしまいながらAが言う。医務室から退院したのはもう３日前だ
「今年もまた無知な生徒により無駄になる分を考慮しなくてはならないからな」
サラマンダーの血が入った瓶を並べながらスネイプがそう返す
『あの子たち、理解できなかった時は当てずっぽうで
調合していくものね』
スネイプとAからしたら、理解せずに調合に入るなど
『＿きっと予備は沢山必要よ。買いに行きましょうか』
こめかみをつまんでため息をつき、Aとスネイプはダイアゴン横丁へと向かった。
・
横丁は相も変わらず多くの人でごった返していて、
人波に押されつつ薬問屋へと辿り着く。
『干しイラクサに角ナメクジ……ちょっと値段高くなった？』
次々と必要な材料を手に取って選んでいきながらAはそう言う。
「ここ数年上がりっぱなしだ」
スネイプも手に２つ瓶を持ちながら嫌そうに言った
『無駄遣いする子たちが減るのを祈るしかないわね』
「あいつらに期待するだけ無駄だろうな」
『思ったとしても先生がそんなこと言わないの』
Aの咎める声にスネイプは何も返さず、反対側の棚へ行った。
結局、学校の経費だから。ということで惜しみなく材料を買い終え何羽かの梟に半分託してホグワーツへと運んでもらった。もちろんベテランの梟だ。
『さて、と。そしたら他には＿＿＿』
その時、Aの視界にチラリと見知った顔ぶれが映った。
『＿＿厄介なことになってるわね』
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マリア(プロフ) - 作品はもう更新されないのでしょうか？とても面白かったので楽しみにしています。 (2023年4月9日 18時) (
レス) @page39 id: 584135c4eb (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 応援してます！！(*^^*) (2022年9月4日 10時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年4月1日 12時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 一気に読み進めてしまいました。続き楽しみにしてます！ 体調に気を付けてくださいね。お時間と余裕のある時に更新されるのを待ってます！ (2021年5月30日 17時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - まいさん» 励ましのお言葉ありがとうございます！誠心誠意取り組んでまいりますので、更新を楽しみにお待ちください！！ (2021年1月21日 22時) (レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月27日 12時
