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｢おい、見ろよ。競技場乱入だ｣
フリントが言った。
ロンとハーマイオニーが何事かと様子を見に、芝生を横切ってこちらに向かってくるところだった。
｢どうして練習しないんだよ。それに、あいつ、こんなとこで何してるんだ？｣
ロンはスリザリンのクディッチ・ローブを着ているマルフォイの方を見て言った。
｢なぜって？僕はスリザリンの新しいシーカーさ｣
マルフォイは満足げに続ける
｢僕の父上が、チーム全員に買った素晴らしい箒を皆で賞賛していたところだよ｣
ロンは目の前に並ぶ最高級の箒に口をあんぐりと開けた。
スリザリン・チームは大爆笑だ
｢少なくとも、グリフィンドールの選手は誰一人としてお金で選ばれたりしてないわ。こっちは純粋に才能で選手になったのよ｣
きっぱりと言い切ったハーマイオニーにその場が静まる。マルフォイの自慢顔はちらりと歪んだ
｢誰もお前の意見なんか求めてない。生まれそこないの“穢れた＿＿＿『やめなさい！』＿｣
吐き捨てるように言い返すマルフォイの言葉の途中で外から声がかかる。スリザリン、グリフィンドールの両チームが声のした方に顔を向けると、入口のところにAが立っていた
ドラコは話の腰を折られたことも気に入らなかったのか、そのままハーマイオニーを指さして口を開く
｢この“穢れた血”がでしゃばったことを言うんだ｣
とたんに轟々と声があがる。ハリーも周りの荒ぶりようでマルフォイがひどい悪態をついたらしいことがすぐに分かった。フレッドとジョージはマルフォイに飛びかかろうとしたし、それを食い止めようとフリントが急いで立ちはだかった
何より、揉みくちゃになる前に見たAの顔が、酷く冷たかった。
アリシアは｢よくもそんなことを！｣と金切り声を上げ、ロンは杖を取り出し、マルフォイに突き付けた
｢マルフォイ、思い知れ！｣
そのまま閃光が出ると思われた杖は宙を舞い、Aの手へと収まる
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マリア(プロフ) - 作品はもう更新されないのでしょうか？とても面白かったので楽しみにしています。 (2023年4月9日 18時) (
レス) @page39 id: 584135c4eb (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 応援してます！！(*^^*) (2022年9月4日 10時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年4月1日 12時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 一気に読み進めてしまいました。続き楽しみにしてます！ 体調に気を付けてくださいね。お時間と余裕のある時に更新されるのを待ってます！ (2021年5月30日 17時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - まいさん» 励ましのお言葉ありがとうございます！誠心誠意取り組んでまいりますので、更新を楽しみにお待ちください！！ (2021年1月21日 22時) (レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月27日 12時
