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「僕たちを退校処分になさるんでしょう？」
おずおずとロンが言う。
「今日というわけではございません」
「２人には警告しておかねばならんが、今後またこのようなこのがあれば、儂としても退学にせざるをえんのでな」
その言葉にハリーとロンは顔を見合わせる。
スネイプはクリスマスがおあずけになったような顔をし、咳払いをして言った。
「校長、彼らは未成年魔法使いの制限事項令を愚弄したのですぞ！かくなる上は…。」
『セブルス、そう思うのは山々なんでしょうけどこの２人はマクゴナガル先生の寮の生徒よ』
Aは静かに言った。ダンブルドアは頷く
「ミネルバ、儂は歓迎会の方に戻らんと。さあ行こうかの、セブルスにA。うまそうなカスタード・タルトがあるんじゃ。わしゃあれを１口食べてみたい」
しぶしぶ、自分の部屋から連れ去られるように出て行きながら、スネイプはハリーとロンを毒々しい目つきで見た。
Aもそれに続きながら、幾分か安心した顔の２人を見ながら研究室から出た。
すぐ出たところの廊下の壁に沿うようにクィレルが立っていた。気をきかせて部屋の外にいたのだろう。
『ああクィリナス、どうだった？暴れ柳の方は』
「やはり枝が数本折れているようでした。でも幹には目立った傷はありません。」
「貴重な古木になんてことを……」
スネイプが毒づき、Aもくぐもった声を漏らす
「ふむ、それは些か困ったのう。」
ダンブルドアは何か考えを巡らせるような素振りをしたが、すぐにAを見る。
「儂は、君なら上手い具合に治してやれるのではと思うのじゃが」
『…はい？』
ワンテンポ遅れて聞き返す
そしてダンブルドアのキラキラした瞳を見て思った
＿＿この人は私の力に変化があることに気付いてる
『……善処します。出来るかどうかはわからないですが』
スネイプとクィレルは状況が読めてないのか揃っていぶかしげな顔をする。Aはクィレルに顔を向け言った
『クィリナスはハリーとロンが中で夕食を取ってると思うから、話し相手になってあげてちょうだい』
「え゛、私がですか？」
『距離を縮めるチャンスは逃さない方がいいわよ』
にやりと笑うAに対抗する術など持ち合わせていないようで、クィレルはそのまま研究室の扉をノックして中に入って行った。
「では行ってくるがよいA。儂らは宴に戻る」
未だ状況が理解出来てないスネイプを横目にAはその場から暴れ柳に向かった。
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マリア(プロフ) - 作品はもう更新されないのでしょうか？とても面白かったので楽しみにしています。 (2023年4月9日 18時) (
レス) @page39 id: 584135c4eb (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 応援してます！！(*^^*) (2022年9月4日 10時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年4月1日 12時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 一気に読み進めてしまいました。続き楽しみにしてます！ 体調に気を付けてくださいね。お時間と余裕のある時に更新されるのを待ってます！ (2021年5月30日 17時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - まいさん» 励ましのお言葉ありがとうございます！誠心誠意取り組んでまいりますので、更新を楽しみにお待ちください！！ (2021年1月21日 22時) (レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月27日 12時
