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◇
『＿＿クィレル先生！』
クィレルはほぼ走るようにしてAの元まで来た
「あなたに、なんとお礼を言えば良いのか＿」
Aの右手を両手で包みながら堰を切ったように話し出す。
いきなりのことにAが目を瞬かせると、その後ろでダンブルドアが言った。
「クィリナスから君に、話があるようじゃ。校長室に行こうかの」
『セブルス、ちょっと行ってくる＿＿』
向かおうとしたAの腕をスネイプは掴む
「私も共にその話を聞いても良いですかな？」
Aの言葉を遮ってスネイプは言った。Aが「え」と声を漏らしたが、彼はダンブルドアをじっと見据え、ダンブルドアもその明るいブルーの瞳でスネイプの目を見据えるとゆっくりと口を開き
「そうじゃな、これからに大きく関わることじゃ。セブルスも一緒に来るが良い」
と言って校長室の方へ歩いていった。スネイプの提案を承諾したことにAは目を丸くしたが、ダンブルドアはもう歩いていってしまっているため、そのままついて行った。
・
ダンブルドアは杖を軽く振って３人の前に椅子を出しし、３人とも座ったのを確認する。
クィレルがまず、話し出した。
「私は、あなたに謝らなければならない。」
「酷いことをした、」
『ええ、でもあなたは抵抗してた。私が杖を呼び寄せたときに気付かないフリをしたし、首を締めた時も力を入れるのを躊躇った。』
首を締めたという言葉にスネイプがクィレルを睨む。
『そうですよね？』
クィレルは小さく頷く。
「あの時できた最後の抵抗でした」
『私はあなたを責めるつもりはありません。あなたは服従されていたし、それに自身が間違っていたと気付いたから。』
Aの言葉を聞いたクィレルは、１度瞬きをすると慎重に口を開いた。
「私に、あなたの助けをさせてほしい。」
「よく言う」
スネイプが眉根を寄せ、吐き捨てた。
クィレルはスネイプの言葉など聞いてないように、じっとAを見つめる。Aは困惑してダンブルドアを見た。ー私が決めることでは＿
「君が決めることじゃ。」
ダンブルドアは言う。
Aはもう一度、クィリナスの方に向き直った。
ー１人よりも２人の方が出来ることは沢山ある。でも
『(せっかく未来を作り上げたのに、私がそれを縛り付けるのは許されるのか)』
「私は１度裏切った。許されるのなら、私はあなたに仕えたい」
Aがまだ気難しい顔をしていると、クィレルは立ち上がりAの側にきた。
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マリア(プロフ) - 作品はもう更新されないのでしょうか？とても面白かったので楽しみにしています。 (2023年4月9日 18時) (
レス) @page39 id: 584135c4eb (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 応援してます！！(*^^*) (2022年9月4日 10時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年4月1日 12時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 一気に読み進めてしまいました。続き楽しみにしてます！ 体調に気を付けてくださいね。お時間と余裕のある時に更新されるのを待ってます！ (2021年5月30日 17時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - まいさん» 励ましのお言葉ありがとうございます！誠心誠意取り組んでまいりますので、更新を楽しみにお待ちください！！ (2021年1月21日 22時) (レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月27日 12時
