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「おのれ、おのれぇぇぇぇぇっ」
叫び声と共にハリーとAを貫き吹き飛ばしたヴォルデモートはそのまま炎の中に突っ込み、最後の部屋に続いていた階段を滑るように飛んで消えていった。
・
しばらくの間、自分の呼吸の音以外は何も聞こえなかった。
『あいつは、行ってしまった？』
仰向けに転がり、胸を大きく上下させながらAは言う。吸って吐く息は震えていた。
ハリーからの返答がなく、顔を横にしてそちらを見ると、クィレルのそばで気を失っていた。
＿＿ちゃんと息をしてる。大丈夫。生きてる
『ああ、守れた……できたよリリー…』
まだきっと始まったばかりなのだろうけど。
Aは右手の人差し指に光る指輪をかかげて微笑むと、そのまま意識を失った＿＿＿
◇
「A」
自分の名前が呼ばれているのが聞こえる。Aはまだ寝ていたいようなそんな気もしたが、目をうっすらと開けた。
そして視界に入った人を見て目を
『セブルス？』
相手もまた目を覚ますなど思っていなかったのか、
かけられた声が幻聴なのかと疑うような顔をした。
『あー、えっと。…調子はどう？』
他に何も思い浮かばなかったAは苦笑いでスネイプに言う。スネイプはわなわなと唇を震わせたかとおもうと
「この大馬鹿者！！」
と大声で言った。少し離れたからマダム・ポンフリーの「お静かに！」という声が飛んでくる。
目覚め１番にそれを聞いたAは思わず耳を塞いでいた。
『ちょっと、落ち着きましょうか』
「ほう？そんなことが言える立場かね。私にご自慢の眠り薬を盛った挙句に杖まで隠して、随分と好き放題やったなA」
グゥの音も出ないAはそろそろとスネイプから目を逸らした。
『それは…それは申し訳ないと思っているわよ』
視線をシーツの方へ落としたまま言うと、スネイプはAの頬を両手で挟むと自分の方へグイッと向けた。
「死んだかもしれなかったんだぞ」
彼の揺れる瞳を見てAはハッとする。
『＿ごめんなさい。』
ほぼ無意識的にその言葉は出てきた。
スネイプは手を離し、腕を組むと意味ありげにAを見下ろす。
対照的にAは冷や汗が流れるのを感じた。
ーこれは、本格的に怒られる
そう感じとったAは急いで別の話題を探し、自分がまだ大切なことを確認できてないことに気付き体を起こした。
『結局どうなったの、あの場にいた人は全員無事？』
スネイプがそれに答えようとした瞬間、別の人物がカーテンの向こうから顔を出した。
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ぴの(プロフ) - ちょこちっぷさん» あわわ…ホグワーツと打ってるつもりでした…気付かせてくれてありがとうございます<(_ _)> (2020年12月1日 11時) (
レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこちっぷ(プロフ) - ホグワークでは無くホグワーツです！！とても楽しく読ませていただいてます！ (2020年12月1日 8時) (レス) id: 57e1b6101b (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - ツーノさん» 本当ですか！とても嬉しいお言葉ありがとうございます (2020年11月20日 12時) (レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ツーノ - 今までの小説とは違う新しい展開でワクワクします！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6528c03767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月4日 21時
