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◇
『私、てっきりクィレル先生のことちゃんとマークしてると思っていたわ』
「何故お前がその事を知っているか疑問だが、とりあえずその減らず口をすぐに閉じろA」
４階から地下へ、階段を駆け下りてマクゴナガル先生と合流する。そばにクィレルがいるのを確認してAはホッと息を吐いた。
「ああ、２人とも！大きな音がしたのです、トロールはトイレの近くにいるに違いありません！」
『急ぎましょう、生徒が巻き込まれたら大変です』
バタバタと足音をたてながら４人はトイレに飛び込んだ。
『これはこれは、盛大にやりましたね』
クィレルはトロールを一目見た途端、弱々しい声を上げ、胸を押えてトイレに座り込んでしまった。
スネイプはトロールを覗き込み、マクゴナガル先生はハリーとロンを見すえた。
冷静だが怒りに満ちているマクゴナガル先生を横目に見てAはおっかない…と思った。
「いったい全体あなた方はどういうつもりなんですか、説明しなさい！」
しどろもどろになりなかなか説明がつかない２人の後ろで、ハーマイオニーが口を開いた。
「私のせいなんです、先生。」
「トロールを探しに来たんです。本で読んだから倒せると思って＿」
ロンが杖を取り落とした。ハーマイオニーが先生に真っ赤な嘘をつくなんて、ありえないからだ。
「ハリーとロンが来てくれなかったら、今頃死んでいました。」
マクゴナガル先生は３人をじっと見る。
「ミス・グレンジャー、グリフィンドールは５点減点です。あなたには失望しました。判断力に欠けていますよ。怪我がないなら寮に帰りなさい」
ハーマイオニーは帰っていった。マクゴナガル先生は次はハリーとロンの方に向き直る
「あなた達２人も、無事だったのは運が良かったからです。一年生で野生のトロールを相手にして生きて戻れる者はそうざらにはいません。
＿＿よって５点ずつ２人にあげましょう。ダンブルドア先生にご報告しておきます、帰ってよろしい」
減点されると思って覚悟していたハリーとロンが驚いて顔を見合わせる。そして急いでトイレから出て行った。
『ご報告、私も一緒に行きます。』
「助かりますA。さて、まずはこのトロールを城から出しましょうか」
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ぴの(プロフ) - ちょこちっぷさん» あわわ…ホグワーツと打ってるつもりでした…気付かせてくれてありがとうございます<(_ _)> (2020年12月1日 11時) (
レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこちっぷ(プロフ) - ホグワークでは無くホグワーツです！！とても楽しく読ませていただいてます！ (2020年12月1日 8時) (レス) id: 57e1b6101b (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - ツーノさん» 本当ですか！とても嬉しいお言葉ありがとうございます (2020年11月20日 12時) (レス) id: 89db1ed5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ツーノ - 今までの小説とは違う新しい展開でワクワクします！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6528c03767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月4日 21時
