転生したら理想主義者の従妹でした。part３【文豪ストレイドッグス】

９２話 ページ17

そして現在の状況に戻る訳だけど……いやぁ、回想がやたらめったら長くなったなぁ……これだけで多分、小説にして十話分位は使ったよね。

……ほんと、頭が現実に追い付かない……


「……い、おいA！何ぼーっとしてるんだ！？」

「……あ、ごめん！」

あらら、現実逃避し過ぎてたみたい。

「……まあいい。さっさと此奴を軍警に引き渡すぞ」

独歩はため息をつきながら云った。

「は……？ ……ちょ、ちょっと待てよ！ 己等、まだ未成年なんだぞ！？」

それで六蔵少年は自分の置かれようとしている立場を理解したらしく、慌てた声を上げる。

「未成年？それならなおいい、やり直しが効く」

対する独歩はにべもない。


「……はっ、フザけんなっ！」

「フザけているのは貴様の方だろう！？大体、貴様のような奴は──」



嗚呼、喧嘩みたいなの始めちゃったよ……。

これ、どうすれば収拾をつけられるんだよ、もう……


私は頭を抱えた。

９３話→←９１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す