86話 ページ11
……精神的に結構キツイけど……いつまでも落ち込んでる場合じゃないや。
「……花袋。蒲団とか持ってく準備できた?」
これ以上、独歩を待たせる訳にはいかない。急がなきゃ。
「儂の行くことは確定なんじゃな……まあいい。大丈夫じゃよ」
いつの間にか背中に蒲団を背負った花袋が、立ち上がりながらそう云った。
……渋りながらもさっさと準備してくれる、花袋のこういうところ好きだな。
それは置いておいて、さて。
「じゃあ行こっか!」
早く探偵社を復旧させなきゃね!
*****
まもなくして、探偵社に着いた。
扉を開け、凄いスピードでキーボードを打っている独歩に声を掛けた。
「独歩、助っ人で花袋を連れてきたよ!」
「あ、お帰りA。嗚呼、助かる! 花袋、急だったのに悪いな……」
独歩が安心したように息を吐いた。
……その仕草すら格好いいと思ってしまう私は、自分でもちょっと末期な気がする……。
「気にするな、国木田。友人の困り事なのじゃから当然じゃ」
……花袋の台詞がイケメン過ぎるんだけど。流石花袋……。
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雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年3月6日 0時) (レス) @page36 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
sofaradore(プロフ) - fuさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります! (2021年6月12日 3時) (レス) id: 89417fcd1c (このIDを非表示/違反報告)
fu(プロフ) - すごい面白いです。無理の無いように更新頑張ってください (2021年5月23日 5時) (レス) id: ac49fababa (このIDを非表示/違反報告)
sofaradore(プロフ) - MARUさん» ありがとうございます、更新頑張ります! (2021年4月6日 14時) (レス) id: 14582c6caf (このIDを非表示/違反報告)
sofaradore(プロフ) - 飴玉さん» ありがとうございます、頑張ります! (2021年4月6日 14時) (レス) id: 14582c6caf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sofaradore | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年8月16日 15時