鬼醒し編１１ ページ45
とはいえ、無様な姿を見られた恥ずかしさはそう簡単に拭えるものではなく。俺は言い訳を繰り返した。
「さ、サッカーバトルなら受けて立つけどさ！ あんなよくわかんない連中に突然言いがかりつけられたから、びっくりしちゃっただけ！ 泣いてなんかないからな！」
そう必死に去勢を張れば張るほど、逆効果を生んでいる気がして虚しくなる。案の定、神童は俺の言葉を信じていない様子。
それどころか、さらに笑うだけっていう……。
「ちょ、ちょいちょい！ 信じてないっしょ！？ 俺が本当に泣くと思う？」
「ははは！ 思わないさ。チームのムードメーカーの浜野海士が、不良に苛められて泣き出したなんて」
「じゃあなんで笑うんだよ！」
「まあまあ。面倒な奴らから解放されて、よかったじゃないか」
神童はそう言って、晴れ晴れとした青空と同じくらい清々しい顔でもう一度笑った。……ほんの少し悪戯っぽく。
その時俺は、＿＿＿神童もそんな風に笑うんだ、なんて場違いなことを思った。
部活の時は、俺たちが騒ぐのを横で静かに聞いているか、練習や試合中に真剣な表情で指示を出すか、そのくらい。だからこそ新鮮に感じたのかも？
「……うん。えっと、ほんとにありがとな」
「浜野が無事でよかった。じゃあ、俺はもう行くよ」
神童はくるりと背を向ける。あとは去っていく背中を見送るだけのはずだったが、ふとある疑問が浮かび上がり、つい呼び止めていた。
「ところで神童は、一人でどこに行く予定だったの？」
「買い物に行く途中だったんだ。そこで偶然お前を見かけて、放っておけなくなって……って感じかな」
買い物？ 神童が一人で？
「神童も買い物するんだ。お手伝いさんが全部やってくれるって言ってなかったっけ」
神童家の賄いは、基本使用人に任せ切っている。そう霧野が以前言っていたし、神童も否定しなかった。
だから俺も、神童本人が買い物をすることはないと思い込んでいたけど。
しかし神童は涼しい顔で言った。
「休みだし、たまには家事もやらないと世間知らずになってしまうからな。俺が好きでやってることだ」
好きで家事をやるなんて偉いな〜。俺なんか渋々やってるのに。
「俺も行く。ちょうどスーパーに行くとこだったから」
「そうなのか？ じゃあ一緒に行こう」
神童が笑顔で応じてくれたので、俺は早速同行することにする。二人でスーパーへと向かった。
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ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ)(プロフ) - 雪華さん» トランスフォーマーは、名前だけ聞いたことがありますがあまり詳しくないですね〜（´･ω･`） (2021年3月20日 22時) (
レス) id: 1bc4b1a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ)(プロフ) - 星猫さん» すみません(＞＜) とても嬉しいのですが、思うように時間が取れないので迷惑をかけてしまうかもです…… (2021年3月20日 22時) (レス) id: 1bc4b1a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ)(プロフ) - 星猫さん» 私東方はあまり詳しくないんです(￣▽￣;) でも、魔理沙や咲夜が好きです笑チルノも可愛いですよね！ (2021年3月20日 22時) (レス) id: 1bc4b1a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - トランスフォーマープライムは知っています？ (2021年3月16日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - それと、一緒に合作しませんか？ (2021年3月16日 8時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ) | 作成日時：2021年3月15日 22時
