【ヤンデレ】色を失くした君に【オリジナルBL】 (ページ34)

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少し気持ちが晴れないが明日はどうしようもなく来る。
起きて朝食を食べていると小太郎からメッセージが届いた。
…珍しいな、と思い見てみる。

小太郎体調不良で今日は休みます

…僕は今日何のために生きればいいんだ。

跳野青看病にはいかなくて大丈夫か?

小太郎大丈夫です!

小太郎今日はずっと安静にしておきますね

　じゃあ今日は一人で登校か。
気分も乗らないし、少しゆっくり向かおう。

「…あ」

「あ、跳野。おはよ」

　鶴宮。
そういえばこいつの住んでいるアパートはこの近くだったか。

「おはよう、鶴宮。今日は近くに秀同院は居ないんだな」

「さすがに学校行くときは居ねぇって。
　あいつは夢鼓の方行かなきゃいけねーし」

「夢鼓のところに？」

　あいつは一人暮らしだったか。
てっきり自分一人で歩いてきているのかと思っていた。

「ああ。夢鼓は誰かが行かねーと家から出ねぇからさ。
　あいつが家の人に車頼んで夢鼓の家まで迎えに行ってんだよ」

「詳しいな」

「夢鼓とは仲いいしな。
　あいつとは仲良くしたくねぇけど」

　とか言いながらも話しているときはとても楽しそうだった。
ストーカー行為は嫌だが友人としては上手くできるんだろうか。
…やっぱりアイツ、ストーカー行為を止めた方が好かれると思う。

「鶴宮は秀同院についてどう思っているんだ？」

「すげー迷惑なストーカー」

「だろうな。
　小太郎も言っていたと思うが、少しは好意を持てばマシじゃないか？」

「ストーカー行為を改善したら考える。
　それさえなければ俺は平穏に暮らせるから」

　やっぱり決め手はストーカー行為なのか。