心配で仕方ないんだ。ほら、今日も無理してる(ar×in) ページ6
ar side
※リアル設定
9月2日のライブで、いのちゃんに有さんが塩対応だったと聞いて。
メイクをするために鏡の前に座るちゃんの隣に並ぶように立つ。
いつも何となくお互いが終わるのを待ってるけど、今日はちょっと違う。
ar「具合悪いでしょ」
朝、楽屋で顔を見た時から思ってた。
なんなら、昨日ラジオ聞いてる時に『あれ?鼻声だ』ってすぐ気づいたよ。
詰め寄る俺の目を見ず、ちゃんは「なんのこと?」ととぼける。
無理矢理顔をこちらに向けされるために頬に手を添えれば、伝わってくる平熱ではないであろう体温。
熱があるからかうる目の目が、気まずそうに逸らされる。
ar「…何度」
in「だから、なんのこ…」
ar「そーゆーのいいから。明らかに平熱じゃないじゃん。顔色も悪いし、マスクで誤魔化せると思ったの?メンバー皆気付いてるよ」
熱を聞いても、なお強がるちゃんの話を遮る。
俺の言い分に何も言い返せないのか、俯いてしばらく固まった。
言い過ぎたかな?いや、でも本当のことだし。
メンバー。特に薮ちゃんとひかは気付いてて、セトリを変更してもらうために動き出しているんだもん。
新曲はガッツリ踊ってもらわなきゃだけど、他は省エネで踊れるように。
皆、ちゃんのことが大事だから。
でもそのちゃんが無理しようとしてるんなら、俺達ができることって限られるんだよ。
楽屋に着くなり、挨拶を軽く済ませて足早にメイクに向かったちゃん。
きっと、俺達にバレまいとしたのはすぐにわかった。
無茶しようとしてるの、丸わかりだからね?
他のメンバーに任されたし、何としても自覚させなきゃ。
ar「責めてるんじゃないよ?ちゃんすごい頑張ってたから、タイミングが悪かったんだって。だからさ、お願いだから無理しないで。俺達を頼りなよ」
伝われって気持ちを込めて、言い聞かせるように優しく言った。
ちゃんが俺の目を見て、泣きそうな顔になる。
それを見て、伝わったかなって思った、その時だった。
ちゃんの顔を包んでいた俺の手が、勢いよく払われる。
638人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんけんけい(プロフ) - たべっこさん» 伊野尾さんは女体化させようとしたら学パロに走りがちなので、今度は別設定で書きますね!私もありいの大好きなので笑今後ともよろしくお願いします! (2018年9月26日 8時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - arin♀すぐに書いてくださりありがとうございます!苦労が絶えない有岡くんが好きです!笑 二人とも可愛いく、癒されました。リクエストに答えて下さってありがとうございます。是非、またarin♀書いて下さい! (2018年9月26日 2時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんけんけい(プロフ) - たべっこさん» コメント&リクエストありがとうございます!その設定すごく良いですね!ぜひ書かせていただきたいと思います (2018年9月25日 7時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - どのお話も楽しく読まさせてもらってます!リクエストよろしいでしょうか?ar×in♀で、自由奔放で不思議ちゃんな伊野尾さんに振り回される彼氏有岡くんのお話を書いていただきたいです。よろしくお願いします! (2018年9月24日 23時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんけんけい(プロフ) - ふらわー.さん» 喜んでいただいて本当に良かったです(T_T)全く自信がなかったので…。今後ともよろしくお願いします! (2018年9月17日 19時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にゃんけんけい | 作成日時:2018年9月4日 5時