青い猫の仰せのままに(×in)

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in｢ねぇたかぎってば、まだ怒ってるの？｣

tk｢たか『ぎ』じゃなくて、たか『き』だよ｣

in｢うん？言ってない？｣

tk｢…｣

in｢ちょったかぎー？｣


彼の滑舌の問題か、どうしてもたかぎと聞こえるのは今に始まったことじゃない。

それにツッコむのもなんだし、今は彼独特に呼ばれる事に喜びすら感じている。


久々に指摘してみたけど、やっぱり無自覚なんだなって再認識した。


in｢んもー、どーしたら機嫌治るの？｣


考え事して黙りこくった俺を見て、伊野尾くんは先ほどの拗ねたフリをまだ勘違いしてるようで。

眉を下げて困ったように笑ってるから、ちょっと罪悪感。
そろそろ勘違いを解こうかな。


tk｢いの…｣

in｢あ、じゃあさ！俺のソロ曲たかぎも一緒にやろーよ｣

tk｢え、えぇえ！？｣

in｢知 念がやりたいって言ってくれてるんだけど、可愛い知 念にやらせるのもなって思ってて。カッコイイ時もあるからギャップ萌えとか考えたんだけど、たかぎならピッタリじゃない？｣


訂正しようとしたらまさかの発言。

彼から誘ってくれるなんて、夢じゃないよね？



in｢ね、一緒に頑張ろ？だから仲直りしよーよ｣


あ、なるほど。
つまり伊野尾くんの中で、俺が怒ってる→喧嘩？→一緒にソロ→仲直りってなってるわけだ。


なにこの棚からぼたもちみたいな状況。

幸せの余韻に浸っていると、不安そうにした伊野尾くんが首をあざとくコテンと傾けた。



in｢…たかぎは、俺とじゃ嫌？｣

tk｢い、嫌じゃないよ！むしろ嬉しすぎるっつーか…｣

in｢へへへ、よかったぁ。よし、そうと決まればどんな演出にするかだね。よろしく、たかぎ！｣

tk｢俺の方こそよろしく、伊野尾くん｣





この後、伊野尾くんに振られたメンバー(主に知 念)から嫉妬の念を送られる生活が続くわ

俺にとってまじで辛い生殺しの演出になったわ

結構大変だったけど、ライブ本番でファンの子の『たかいのー！！』なんていう黄色い歓声が飛び交ってたから、まあいっか。




照れて笑う可愛い伊野尾くんも見れたし、ね？




ーーーfin.


16日のエコパ2部に参戦してきました。
とりあえずいの受けすぎて…。

ちぃちゃんの『いのちゃん好き好き』感と、やまいののパートでのイチャイチャ。
ピアノで失敗した伊野尾ちゃんを優しく見守るメンバーも見れました。(生着替えも)



特に噂の条件反射は本っ当にやばかったです。
そのことに関しては妄想小説書こうと思ってるので、よろしくお願いします。

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