リアルタイム人狼ゲームPart2

５日目：夜 ページ16

Aは自身の部屋につきいつも通り投票を済まそうとして手を止めた

まおがいっていた明日が来ないかもしれないという言葉が妙に引っかかったのだ


ここまで生き残ったんだ、絶対勝ちたい...


もし3w生存していてまおが村人なら...

でももしまおが狼なら...

そもそもこの状況で一番怪しいのは...


様々な可能性を頭の中で思い浮かべる

しかし、どれだけ考えても人狼の正体が分かるわけでもなく、Aは諦めて結局まおに投票を合わせた


霊能や占いがいないとどれもただの可能性にすぎず不安が募る

改めて、絶対を教えてくれる占い、霊能の存在の有り難みを感じながらAは寝床についた



━ピンポンパンポーン━

〈朝８時になりました
プレイヤーの方は一時までに支度を終えて広場の間に来てください〉


けたたましいチャイム音と紅音GMの可愛らしい声で目を覚ます

昨日の出来事を、メモに書き何度か読み返す


５日目
吊り→なお
噛み→ミケ(占い)
占い→いない
霊能→いない
仮指定→ハオキチ、まお、ちせ
本指定→まお

3wでまお村なら負け


メモを読み終えいつもの時間までいつも通りに時間を潰す

しかし、どんな事もこの先に起こる不安のせいで全くと言っていいほど集中できなかった

今日広場の間についたら負けていた、なんて不吉な想像をしながらも気にしないようにしていつもの時間に広場の間へと行った

広場の間には確白のりぃ、グレーのハオキチ、ちせ、完グレのなお、そしてAの5人が居た


まだゲームは続いているのか、はたまた勝負はついてしまったのか...

全員が紅音GMのアナウンスに耳を傾けた




〈投票結果、星音まお５票、覇王鬼帝１票、星音りぃ１票
よって星音まおが処刑されました〉




〈朝、星音熊が無残な姿で見つかりました〉

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