2-03.ラベンダー -JS- ページ3
帰り際、ヌナの元気がなかった。
やっぱり前の担当さんの話はしない方が良かったのかな。
ぼくはヌナが今の担当さんでほんとに嬉しいし、
他のひとはイヤなんだけどな…。
ヌナは口数が少なくなった…。
「夜遅いし帰りあぶないから、ヌナのおうちまで送っていくね！」
「ありがと…ジュンスさん。」
「うはは^^」
「？？？」
「ヌナ、今日やっと敬語じゃなくなった^^」
「あ……あぁ、ごめんなさい、私。」
「えーそのほうが、ぼっくは嬉しいからぁ。そのままー！」
「あ、はい…」
「はいじゃなくってー！」
「あ、…うん。ありがと。」
「うはは！」
車はうちから１０分くらいのところにあるマンションに着いた。
「ここ？」
「うん。」
「何階？」
「え、あ…３階だよ、あの角のところが私の部屋^^」
「３階ね。うん、おぼえt…へっくしょん！！」
「だ、大丈夫？？ジュンスさん？」
「うはははー！カリスマもくしゃみー！
誰だろうわさして…ヘックション！さむ……」
春になってきたからって、ジャケット薄すぎたかなぁ。
「ジュンスさん、良かったらあがって行きます？
温かいもの飲みませんか？」
「……いいの？？」
「はい^^」
ぼくはヌナの心遣いが嬉しかった。
ちょっとだけお邪魔させてもらうことにした。
エレベーターの中は、車よりも狭いからヌナの香りが近くて…。
僕はドキドキした。
ガチャ
「狭いですけどどうぞー^^」
「お邪魔シマース」
初めて入ったヌナお部屋は、アイボリーと焦げ茶と淡い黄色をベースにした
おしゃれな部屋だった。
そしてヌナの香りに包まれていた。
部屋は１LDKで、奥の寝室は
『ぜーったい開けたらだめー』ってヌナが言うから、
ぼくはちゃんということを聞いて開けなかった。
本当はとっても開けたかったけど。笑
しばらくすると、温かいミルクティーを持ってヌナは戻ってきた。
湯気からはとてもいいラベンダーの香りがした。
「コーヒーは眠れなくなっちゃうかもだから、ミルクティーね^^」
そんな優しさが嬉しかった。
チェストの上には、写真たてがあって
ヌナと同い年くらいの女性と一緒に写っていた。
ヌナのともだちかな？
思えばぼくはAヌナのこと何もしらないな。
知っているのは歳と名前と料理が得意ってことぐらい。
そもそもなぜ、ヌナは韓国語が話せるのかな？
なぜ韓国で暮らしているんだろう…。
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みぃ(プロフ) - emiさん» なかなか言えないですよねー泣 (2020年7月1日 13時) (
レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 見返してまたキュンときています！ (2020年7月1日 13時) (レス) id: c67d7f4d06 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - ホン・ミレさん» コメントありがとうございます☆ひゃー！泣いていただけるなんて…感無量です！自分的にツボはベッドで背中から抱きしめてるところだったりしますw (2014年9月23日 19時) (レス) id: 1a28807fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ホン・ミレ - 自然に、泣いてました(。>ω<。) (2014年9月23日 13時) (レス) id: 644d969a60 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - 未来さん» 未来さんアンニョンです(*´ω`*)ユリがきっとこれからバタバタいろんな事やらかしてくれますな(●´ω｀●)笑 (2014年2月27日 7時) (レス) id: 0f6d36eec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ★
| 作成日時：2014年2月19日 13時
