2-02.前の委託先のはなし ページ2
「前はね、おっきい会社にお願いしてたんだよ、ハウスキーパーさん」
「そうなの？」
「うん、でもね…。いつからか、様子が変だなってことがあって…」
「変？」
「シャツがなくなっていたり、クツがなくなっていたり。」
「え？」
「事務所が突き止めたんだけど、
非公開のブログで僕の部屋の写真があがっていたりしたんだ」
「…え…そうなの？」
ひどすぎる…プライベートなのに。
「もちろんすぐに辞めてもらったよ。
でも大手だとわりとペンの子が部屋見たくてハウスキーパーやったり、
情報が欲しくてやるって人もいるみたいで。」
「………」
「誰のお宅かは言わなくても、分かっちゃうみたい。」
「ぼく、怖くて…。それでスヨンさんにマネヒョンが相談したんだ」
「…そう…だったんだ…。」
「スヨンさん人材派遣会社始めたってヒョン聞いてて。
スヨンさんが人柄みて採用してるから、大手より安心だってヒョンが…」
「……」
「ぬな？あごめんね！こんな話して！
ヌナが怪しいとか思ってるんじゃないから！ね？」
「あ、うん……大丈夫。大変だったんだね」
そう答えるのが精一杯だった。
ジュンスの身に起きたこと、私は知らなかった。
非公開のブログに載せたってペンがやってたんだよね？きっと。
盗難とか、犯罪じゃん。。
すごく怖かっただろうな…。
『ペンの人が部屋見たくてハウスキーパーやったり…』
…私がシアペンだって知ったら、どんな顔するんだろう…。
絶対に言えない…。
きっと裏切られたって思っちゃうよね。
「でもね！でもでも！」
また明るい声で話し出した。
「今はね！そんな不安とかないんだ！
Aヌナが担当になったしね^^ぼく嬉しいよ^^」
「ジュンスさん、あのねあたしスヨンさんにちょっとの間ってお願いされていて…」
「知ってるよ」
「え？」
私が短期間って知ってたんだ。
「ぼく、マネヒョン経由でスヨンさんに、
ずっとヌナ担当にしてくだいってお願いしてあるんだよ」
「え…」
初めてきいた。
「だからずーっとヌナが担当だよ。うはは」
「ジュンスさん…」
「ぼくヌナに出会えてほんとよかったよー^^」
私に出会えてよかったなんて言ってくれるの？
涙が出そうに嬉しいコトバなのに複雑で。
偽っているなんてつらくて。
私はアイスに夢中なフリをして、しばらく顔を上げられなかった
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みぃ(プロフ) - emiさん» なかなか言えないですよねー泣 (2020年7月1日 13時) (
レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 見返してまたキュンときています！ (2020年7月1日 13時) (レス) id: c67d7f4d06 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - ホン・ミレさん» コメントありがとうございます☆ひゃー！泣いていただけるなんて…感無量です！自分的にツボはベッドで背中から抱きしめてるところだったりしますw (2014年9月23日 19時) (レス) id: 1a28807fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ホン・ミレ - 自然に、泣いてました(。>ω<。) (2014年9月23日 13時) (レス) id: 644d969a60 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - 未来さん» 未来さんアンニョンです(*´ω`*)ユリがきっとこれからバタバタいろんな事やらかしてくれますな(●´ω｀●)笑 (2014年2月27日 7時) (レス) id: 0f6d36eec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ★
| 作成日時：2014年2月19日 13時
