【Dｸﾞﾚ】天使の子。 -- ２ -- (ページ8)

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神田side

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モヤシが出ていったあと
新人がポツリと言った。

「またこの人と二人きり……はあ」

神田「俺がため息つきてえよ。
とりあえず出るぜ」

「増やさないでよー…、コムリン」

言われなくてもわかってるっつの。
ったく、イライラする…

扉の向こうに気配はない。
ひとまず奴らを撒けたらしい。

「え、もう行くの～？」

神田「……ちっ!!めんどくせえ」

渋る新人の手を掴み歩きだす。

「ちょ、痛い、痛いって!!」

神田「うるせえ、叩っ斬るぞ!」

そうは言いつつも、
新人の手は思ったより小さかったから
ちょっと力を緩めてやった。

「あ……/」

神田「あ？まだ何か文句あんのかよ？」

「いや………何でもないっ//」

？、本当にわからない奴だ。

**「お、神田か!?」

声の聞こえた方を見やると
疲れた様子のリーバーとジョニーがいた

神田「おい、コムリンの情報をよこせ」

「神田、この人たちは…？」

リーバー「あ、まだ会ってなかったな。
俺はリーバー・ウェンハムってんだ。
ま、一応科学班の班長。」

ジョニー「俺はジョニー。
俺も科学班なんだよ～。
あ、A、団服に不備とかない？」

「今のところないけど…」

ジョニー「よかった～!!
もー、色々デザイン考えてたのに
リナリーと一緒でいいっていうから
ちょっとショックだったんだよ？」

「あはは、ごめんごめん」

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リーバー「それにしても…」

リーバーが物珍しそうな顔で
俺と俺の手に繋がれた新人を見る。

リーバー「神田がそんなことするの
珍しいな。どうした？」

神田「…ふんっ」

「それより、コムリンは？」

ジョニー「ああ、そうだ!!」

神田「斬ると分裂する、
核になるコムリンがいるってことは
さっきモヤシから聞いたぜ」

「他に何かないかな？」

リーバー「他に、ねえ…」

リーバーとジョニーは
何やらこそこそと話し出した。

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