ウ ソ ツ キ、 【沖田総悟】

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生まれた直感を確信にかえるため、いつもの場所に向かった。


そこに着くとやっぱり、当たり前のようにAは居た。
すやすやと、寝息をたてていやがる。


「おい。」


起きねぇ。


「おい。」


･･･起きねぇ。


『ブッ』

なんだかムカついたので、Aの顔面に足の靴の裏を押し当てた。

『うわああっ！そーちゃん何すんの！？汚っ！！』


「失礼なこと言ってんじゃねぇや。世の中のメス豚共はこの靴舐めるために働いてんだぜィ。」


『･･･世も末だね。』




「おい。つかテメェ。」



『ん？』







「･･･簪、･･････どこやった。」







言うとAは、驚いたように自分の頭に手を当てた。

そして、そこに今まであったはずのそれがないと分かると、何故だか合点がいったように笑った。



『･･･なんの事かなぁ？』


「とぼけんな。」


『ふふ、ごめんごめん。冗談だよ。そっか。そーちゃん、思い出してくれたんだ。』




「･･････は。」




思い出す･･･？





「思い出すってーのァ･･･、どういうこった。やっぱり、俺とテメェは･･･」







Aは、表情を変えることなく言った。そしてその顔は、やっぱり笑っていた。




『うん。そう。』









『私とそーちゃんは、昔会ったことあるんだよ。』

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