俺はお前の、お前は俺の (ページ18)

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キャバ嬢やめました！ページ18

春と復縁してから3ヶ月、毎日が幸せだ。
春はだいたい仕事が終われば私の家に帰ってくるようになったし、
お店への送り迎えもしてくれている。

今日はお店が休みで家で春が帰ってくるのを待っていた。
春「ただいま。」

『おかえり！』

今日も疲れた～なんて言いながら玄関で靴を脱いで
ソファに座っている私の上に倒れこんでくる。

『お疲れ様。ご飯食べる？』

春「七瀬の飯なら何がなんでも食う。」

『んふ、ありがとう。すぐ用意するね。』

春の頭を撫でてからソファから立ち上がってキッチンへ行く。
復縁してからの春は甘々だ。
昔も「好き」とか「可愛い」とか言ってくれてたけど
最近は口を開けば「好き」「可愛い」と言ってくれる。

春はクスリを辞めると約束してくれた。
その代わりタバコは増えたみたいだけど(笑)

春「うまそ。いただきます。」

テーブルに並んだご飯を見て春は椅子に座って
「いただきます」と手を合わせて食べ始めた。

春「うま！」

『よかった。』

昔からだけど、おいしいってご飯を食べる春は可愛い。
本当にこの人は反社なんだろうかと思うくらい。

『あ、明日同伴だから送ってもらわなくて大丈夫。』

春「あ、そうか…」

『うん…』

春は家に帰って来れない日も多いから、春が送り迎えしてくれる時間はお互いにとって大切。
だから、復縁してから同伴は極力断ってたけど、明日はどうしてもとお願いされて同伴になってしまった。
明らかに不機嫌になった春にどうやってご機嫌を取ろうか考えていると…

春「七瀬。お前は仕事好きかぁ？」

口を開いたのは春だった。

『うーん…好きでも嫌いでもないかな。
まぁ、キャバ嬢に向いているんだろうなとは思うけど。』

春「なぁ、仕事辞めてって言ったらどうする？」

『んえ？』

春「仕事だってわかってっけどやっぱ自分の女が他の男と酒飲んだり、隣並んで歩いてんのはいい気がしねぇ。
俺はもう七瀬を手放したりしねぇ、俺のために仕事辞めてほしい。」

春はバツが悪そうに下をうつむきながら話した。

『そうだよね。…わかった。明日蘭さんに話す。』

春「え？」

『仕事、やめるよ。でも、仕事何もしてないのは暇だからさ、何か仕事はしてもいいかな…？』

春「うちで働くかぁ？」

『ココくんの部下ならありかな～(笑)』

春「俺の秘書とかは？」

『ん～やだ(笑)』

春「なんでだよ！楽しいぞ？毎日一緒にいれるしよぉ〜」

『何も仕事が見つからなかったらかな〜(笑)』