WESTさんたち、大丈夫？ 2

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黄side



「っ、…ぃた…っ、」



さ「…坊っちゃん？どうかなさいました？」

「んん、だいじょ、ぶ、さーちゃんも
　もう行かないと、、？」


そういったら、さーちゃんもおかあさんのとこに
いった。




…おかあさんがくるとな、
しんぞうがちょっと、くるしくなんねん、






けど、だれにもいえへん
おこられたく、ないもん。



もう、やくたたずなひとりむすこって
いわれたくないもん…






橙side



淳太くんの部屋に向かっとったら早苗さんが
出てきたとこやった



「おお早苗さん！おはようございます！」


さ「…ぁ、あの、先生、淳太坊ちゃんをよろしく
　 お願いいたします、さっき少し苦しそうで…」



「…そうでしたか、ご報告ありがとうございます」






淳太くんの部屋な、1人部屋やねん。
小さい子他にもいっぱいいてるから寂しくないように
大部屋の方がいいっておもっててんけど、

お金は出すからって親御さんが1人部屋にしたらしい
なんでも、ほかの子からの悪い影響が云々…


せやから、ほかの子が見とってくれてる大部屋より
異変に気づくのが遅いってデメリットもある







ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ


「淳太くん〜！さっきぶりやなぁ！」




黄「…」


うん、もう流石に慣れたで。笑



淳太くん、ここへ来てもう半年になるけど
ご両親と早苗さん以外の大人と話してるとこ
見たことないねん。

俺も例外やないし。





それはそうと、
俺な、今日はちょっと気になってたことがあって。






「…なぁ、淳太くんってその本いっつも
　持っとるよな、？ちょっと見せてくれへん？」




黄「…」ｽｯ



無言やけど、渡してくれた本は
動物がいっぱいの図鑑。


何回も読み返したんやろなって状態になっとる。




「じゅんたくん、動物さん、すき？」


黄「…………ｺｸｯ」


「そうなんやぁ、先生もね、大好きなんよ！
　
　その図鑑、だれにもろたん？お母さん？」




ﾋﾞｸｯ､



………ん？

今、あからさまに怯えたような、


黄「…っ、ぁ、う..っ、…はぁ、」




「…ぇ、淳太くん、？どうしたん、！？」







急に胸のあたりをぎゅっと握って
苦しみ始めた淳太くん。


けど、数値に特に問題はないし、
どないしたんやろ、


「淳太くん、大丈夫やで〜、ゆっくりすーはー
　してみよな、」




とりあえず、落ち着かせないと。

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