WESTさんたち、大丈夫？ 2

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桃side




あの日から、濱ちゃんの膝枕断った日から、
俺は一切、メンバーに甘えてへん。





甘えたい、とは今でも思う。
なんなら、ほんまは甘えたくて仕方ない。


‥けど、甘えられへん。嫌われたくない。






そんな葛藤に振り回され続けた。



それがストレスになっとるんか、ここ最近
体の調子が良くない。



夜はあんまり眠られへんし、食欲もない。

一回、このままじゃあかんと思って、無理矢理
ご飯を押し込んだことがあるんやけど、

見事に吐いた。


そんな生活しとったらそら痩せるわな、
体重もかなり落ちてもうて。



まぁ、見た目からはそんなにわからへんよ？
筋肉から落ちてくからな、





そんな症状に加えて、今朝起きた時には寒気と眩暈が
酷くて。


きっと、免疫力がえぐいほど低下したから、
普段そんな引かへん風邪をひいてもうたんや。








あーあ、
みんなの体温が恋しい。


ちょっとだけ、ほんまにちょっとだけでええから、
ぎゅってしてほしい。









…そんなこと、言えるわけあらへんけど。




もう甘えへんって決心したのに、
俺はまだ、弱いんやなぁ。








なんとなく淹れたコーヒーは、
とっくに冷めとった。









橙side





のぞむが濱ちゃんの膝枕断った日から、




次の日も、その次の日も、そのまた次の日も。



濱ちゃんはおろか、メンバー全員に
甘えるそぶりをみせなくなった。







さすがに、おかしい。

みんなもそう思っとるはず。





のんちゃんが撮影行っとる間に、


「なぁ、のんちゃん最近おかしない？」





赤「たしかになぁ。最近絡んで来ぉへんし」

青「俺も全然つるんでへんかも。」




みんな口々に様子がおかしいと言い出した。

やっぱり、みんな思ってたんやな。


紫「でも、なんでやろなぁ。なんかあったんやろか」

黄「ドラマでなんかあったとか、？」

緑「でもそんな話もしてへんし、」





‥俺な、ちょっと心当たりあってん。


「なぁ、あのさ、前にさ…」





ｶﾞﾁｬｯ



あ、帰ってきてもうた、

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