○7話● ページ7
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知らない部屋の中に
知らない男の人が入ってきて
知らない声で、喋ってる。
その笑顔は、悪い人そうじゃない。
悪い人そうじゃない、けど…
その時に真っ先に湧いた感情は…
A「や、やだ！来ないで！」
「…はぁ？」
…“恐怖”だった。
誰？誰なの！？
誰ですか、貴方っ！！！
こ、こ、怖い！！(´；Д；`)
ビビりまくりの私を前に怪訝そうな顔をするその人は
来ないでって言ってるのに、こっちに足を進めてくる。
「ちょ、落ち着…」
A「ごめんなさいごめんなさい、お願いだから出てって〜！(´；Д；`)」
「るせー！何で俺んち出てかなきゃなんねーんだ」
A「ひぃーごめんなさ……へ？」
俺んち？
一旦一時停止すると、はぁ…ってその人が溜息をつく。
面倒くさそうに前髪をかきあげると、シンプルな白のカーペットの上に胡座をかいた。
「…もしかして、覚えてないの？」
呆れ返ったその声に
多少落ち着きを取り戻した頭で、昨日のことを思い出してみる。
…えっと。
昨日バーに入って飲んで…？
それで…変な男に絡まれた気がする。
記憶が飛び飛びではっきりとは覚えてないけど…
で、それから………あ。
A「えと…なんか助かったって思って…」
「それ」
A「え？」
「助けたの、俺」
はい(° ° )？
ええっと…助かったの、なんでだったっけ。
思い出そうとしたら、また頭がズキっと痛むから
金輪際こんなに飲むのはやめようと心に誓う。
「警察に電話してるフリして男追い払ったら、急に君が倒れたんだよ」
A「…あ」
「目の前で人倒れて、ほっとけるわけないし…家わかんなかったから、とりあえず俺んちに運んだの」
それで今に至る、と。
ひと通りの状況を理解した後で、改めて自分の姿をみると
昨日の格好と全く同じ。何もされてない。
てことは、本当に運んでくれたっていうだけみたい。
段々と記憶が繋ぎ合わさってきて
どっと押し寄せる羞恥と、罪悪感。
それから、見知らぬ彼への申し訳なさ。
A「…た、多大なるご迷惑を…」
「やっと落ち着いたか」
A「はい…おかげ様で…」
戸惑いながら彼の顔を見ると
とても穏やかな顔で微笑む、その人。
悪い人ではないみたい。
その笑顔を見て、やっと安心して
ホッと胸を撫で下ろした。
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爽歌。(プロフ) - ぐちこさん» ぐちこさん、コメント有難うございます(*^^*) とっても嬉しいです…(TT)！先の章でお待ちしております☆ (2018年3月30日 17時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
ぐちこ(プロフ) - はじめまして！遅ればせながら読ませていただいています♪2章も楽しみです☆(*^^*) (2018年3月29日 16時) (レス) id: d58eef616e (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - なるちゃんさん» コメントありがとうございます(*^ω^*) おもしろいと言っていただけて嬉しいです(/ _ ; ) 更新頑張りますね☆ (2018年2月24日 22時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - うーん、おもしろい！ 最近智くんにハマってます！ 続き楽しみ〜〜！ (2018年2月21日 22時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ろーるけーきさん» ろーるけーきさん！美味しそうな名前！はじめまして(*^^*)コメントありがとうございます♪ 前作からっ!?嬉しいです(TT) ﾌﾌﾌ…もう少しだけ焦らさせていただきます(´∀｀)(笑) 更新頑張りますね！！ (2018年2月21日 11時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年2月9日 16時
