○30話● ページ30
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後から聞いた話だと
諒ちゃんは、仕事でパートナー的存在らしい。
大野さんはコミュニケーションというか
沢山の人と関わって仕事の幅を広げて…
っていうことが、苦手なんだって。
だから、外に出て仕事の依頼を受け取ったり
スケジュールをやり繰りしたり…ってのは諒ちゃんで
それを受けて仕事をするのが大野さん
っていう風に、役割分担をしてるらしい。
智「俺が前の仕事辞めた時、仕事で知り合ってた諒くんが今の仕事に誘ってくれたの」
A「へぇ…」
智「たまたま俺の絵を見て、あの人が惚れ込んでくれてなかったら、俺今頃プータローだよ」
いつものベンチに座りながら
なははって自虐気味に話す大野さん。
前は別のお仕事してたの、知らなかった。
聞いていいのかな。…いいや、辞めとこ。
とりあえず、諒ちゃんは欠かせない存在なんだな。
じゃあ大野さんのこと、沢山知ってるんだろうな…。
…いいなぁ。
智「また会いたいっつってたから、今度部屋来なよ」
A「え、いいんですか？」
智「うん。…つか、この前の。本当に何も無かったんだよね？」
A「あの日ですか？」
智「そう」
A「そう…ですね。酔っ払いが意外に重いって知って、出会った時の出来事が申し訳なくなったぐらいで…」
智「ははっ(笑) 確かに重かった(笑)」
A「うぐっ…」
智「嘘々。軽かったよ」
A「それは嘘です」
智「俺、こんなでも男よ？」
それは知ってます。
心の中でそう呟いた。
何も無かったのは本当。
…大野さんが泣いてたのとか
女の人の名前を呼んでたのとか
そういうのだって、言う必要はない…ハズ。
智「そっかー」
公園のベンチの背もたれに、グイーンって体を預けて
ポツポツと星が浮かぶ夜空を仰ぐ大野さん。
そんなに背中反らせて、腰痛くないのかな。
何も無かったのかぁって呟くから
なんだろう？って首を傾げてると
大野さんが、ふってこっちに顔を向けて
ふわって笑った。
智「Aは、特別なのかもね」
A「へ？」
智「俺にとって」
相変わらず貴方のことが分からないまま
季節は移り変わって、春になった。
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爽歌。(プロフ) - ぐちこさん» ぐちこさん、コメント有難うございます(*^^*) とっても嬉しいです…(TT)！先の章でお待ちしております☆ (2018年3月30日 17時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
ぐちこ(プロフ) - はじめまして！遅ればせながら読ませていただいています♪2章も楽しみです☆(*^^*) (2018年3月29日 16時) (レス) id: d58eef616e (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - なるちゃんさん» コメントありがとうございます(*^ω^*) おもしろいと言っていただけて嬉しいです(/ _ ; ) 更新頑張りますね☆ (2018年2月24日 22時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - うーん、おもしろい！ 最近智くんにハマってます！ 続き楽しみ〜〜！ (2018年2月21日 22時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ろーるけーきさん» ろーるけーきさん！美味しそうな名前！はじめまして(*^^*)コメントありがとうございます♪ 前作からっ!?嬉しいです(TT) ﾌﾌﾌ…もう少しだけ焦らさせていただきます(´∀｀)(笑) 更新頑張りますね！！ (2018年2月21日 11時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年2月9日 16時
