○27話● ページ27
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私はいつの間にか
大野さんの腕の中で、眠ってしまっていたらしい。
A「…うぅん…」
パチッて目が覚めて
部屋の明るさが眩しくて、手で目元を覆う。
それから、寝返りを打つと
この部屋の明るさの原因は
窓から差し込んでいる朝日のせいだと気づいた。
…あ、そっか…
昨日、カーテン閉めてないままだったっけ…
前回目覚めた時と違って記憶があるから
ここが何処かっていうことに混乱することはなくて
むくって肘だけ立てて、少しだけ身体を起こすと
隣でごそっと動いた何かに目を向ける。
智「…」ｽ-ｯ…
…めちゃめちゃ気持ち良さそうに寝てる。
腕の力も抜けて、動けるようになってるし。
子供みたいな無邪気な寝顔。
思わずスッ…と手を伸ばして
柔らかそうな髪を触ろうとした。
…ガチャッ
A「…え？」
玄関から鍵が開く音がして
ピタッと伸ばしていた手を止める。
え、いま、鍵開かなかった？
ていうか、なんか足跡してない？
しかも、こっちの部屋に近づいてない？
え、え、え、って1人で混乱してる間にも
バタバタバタッていう足音が近づいてきて
心の準備をする時間もないまま
扉のドアノブが、下げられる。
ガチャリ。
「さとっ…」
A「…」←目が合う
「んぎゃーーーーーーッッッ( д) ﾟ ﾟ！！！」
A「キャアーーーーーーーッッッ��(ﾟДﾟ)！！！」←つられた
智「…っるせぇな…」
早朝から迷惑な2人分の叫び声は流石にうるさかったらしく
さっきまで気持ち良さそうに寝てた大野さんが、むくっ…と起き上がる。
ドアから姿を現したのは
ちょっとちっちゃくて、どっかのアニメのキャラクターみたいで
眉毛が濃い、とっても個性的な顔をした
…男の人？
智「あれ、諒くん」
彼の姿を見て、そう言う大野さん。
とりあえず知り合いみたい。
不法侵入者ではなかった。よかった…
智「なんでいんの」
諒「仕事に決まってんでしょ！もう！」
智「んぇー…最悪」
めんどくさそーに寝起きの顔を歪ませて
ふぁあっ…て欠伸を一つ。
それから、私を一瞥する。
智「…アレ、なんでAいんの？」
私、気づかれてなかったのね…。
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爽歌。(プロフ) - ぐちこさん» ぐちこさん、コメント有難うございます(*^^*) とっても嬉しいです…(TT)！先の章でお待ちしております☆ (2018年3月30日 17時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
ぐちこ(プロフ) - はじめまして！遅ればせながら読ませていただいています♪2章も楽しみです☆(*^^*) (2018年3月29日 16時) (レス) id: d58eef616e (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - なるちゃんさん» コメントありがとうございます(*^ω^*) おもしろいと言っていただけて嬉しいです(/ _ ; ) 更新頑張りますね☆ (2018年2月24日 22時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - うーん、おもしろい！ 最近智くんにハマってます！ 続き楽しみ〜〜！ (2018年2月21日 22時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ろーるけーきさん» ろーるけーきさん！美味しそうな名前！はじめまして(*^^*)コメントありがとうございます♪ 前作からっ!?嬉しいです(TT) ﾌﾌﾌ…もう少しだけ焦らさせていただきます(´∀｀)(笑) 更新頑張りますね！！ (2018年2月21日 11時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年2月9日 16時
