○3話● ページ3
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人見A。25歳。
乙女座のＡ型。趣味は寝ること。
そんな私が生まれたのは
空が青く晴れた日だったらしい。
念願の娘が生まれたことに両親は泣いて喜んで
それから大切に大切に育ててくれた。
その後、母は病気で若くして他界。
父は私を育てるために、死に物狂いで仕事を頑張ってくれた。
頑張った努力が報われる人なんて、この世界でほんの一握りだと思うけど
父はその一握りに入っていたらしい。
会社はみるみる成長していき、今では大企業の社長にまで上り詰めた。
私は、その社長の可愛い一人娘。
…そう、ちょっとしたお金持ちの一人娘なのだ。
課長「うん、いいじゃないか」
A「ありがとうございます」
そんな私は、そこそこの大学を卒業後
過保護な父の勧めで、父の会社に入社した。
「いいわよね、社長の娘は」
「何しても褒められるもんね」
「コネで入ったんだもの。苦労してないの羨ましい」
わざと聞こえるようにそんな事を言う先輩も珍しくはなかった。
最初は、できることも少ないし
迷惑もかけてばかり。
だから、自分が悪い。しょうがないと思っていた。
けれど、キャリアを積んで仕事にも慣れてきて
段々と成績を残しても、嫌がらせは止まなかった。
むしろ、残せば残すほど、悪口は止まない。
結局は、父のお陰だと片付けられる。
私の能力なんて、見てもらえない。
本当は辛くて悔しかった。
だけど、笑ってないとやってけなかったから
必死にニコニコしてたら
「ヘラヘラしてんじゃないよ」
って言われるし。
じゃあ私はどうすればいいんだろう。
暫くそれで悩むのも、もう辛くて。
もういいやって。
私のことちゃんと見てくれる人だけ
わかってくれる人だけが知ってくれていたら、それでいい。
そう思うようになった。
そう思えるようになった理由は
ある人に出会ったことがキッカケでもあった。
営業先で出会った、2つ上のヒロキ。
私達は恋に落ちて、やがて付き合うようになる。
ヒロキは私のことを見てくれて
家柄ではなく、私のことを好きになってくれて
私のことをわかってくれる、ただ1人の人。
…だと思っていたのに。
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爽歌。(プロフ) - ぐちこさん» ぐちこさん、コメント有難うございます(*^^*) とっても嬉しいです…(TT)！先の章でお待ちしております☆ (2018年3月30日 17時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
ぐちこ(プロフ) - はじめまして！遅ればせながら読ませていただいています♪2章も楽しみです☆(*^^*) (2018年3月29日 16時) (レス) id: d58eef616e (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - なるちゃんさん» コメントありがとうございます(*^ω^*) おもしろいと言っていただけて嬉しいです(/ _ ; ) 更新頑張りますね☆ (2018年2月24日 22時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - うーん、おもしろい！ 最近智くんにハマってます！ 続き楽しみ〜〜！ (2018年2月21日 22時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ろーるけーきさん» ろーるけーきさん！美味しそうな名前！はじめまして(*^^*)コメントありがとうございます♪ 前作からっ!?嬉しいです(TT) ﾌﾌﾌ…もう少しだけ焦らさせていただきます(´∀｀)(笑) 更新頑張りますね！！ (2018年2月21日 11時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年2月9日 16時
