家政婦の雪 (ページ45)

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🍛料理教室始めました。ページ45

Aside

キッチンに入ると、頭下げてる阿部ちゃん。

阿「お願いします、料理教えてください！」

・・・阿部ちゃん、料理出来なかったっけ？

阿「お手軽料理なら、いくつか作ったんだけど・・・」

普段からするワケじゃないから、上手くはないらしい。
たまに手伝ってくれるけど、ヘタではないよ？
そう思ったのは、包丁持ったとたんに勘違いと気付いた。

阿「えーっと、ジャガイモが一口サイズ？何cmだろ」

A「食べやすい大きさでいいよ？」

作りたいのは、ごく一般的な夏野菜カレーだったハズ。
しょっぴーに合わせて、野菜の大きさは小さめ。
具材が小さめなのは、Snow Manのご飯の暗黙の了解らしい。

阿「ニンジンがイチョウ切りで、玉ねぎが大きさ・・・」

A「阿部ちゃーん、数字に囚われないで」

今日は舘様と康二くんは、無人島行ってていない。
理数系男子の取り扱い説明書、置いといて欲しかった。

阿「包丁難しいね。サイズわかんないや」

A「代わります・・・」

包丁役を代わって、残りの野菜を切っていく。
横で見てる阿部ちゃん、顔近いんですが・・・

阿「トントン、ザクッね！リズムは覚えた」

肉ならイケるかと思い豚肉を渡すと、
手で間隔を取りだしたので緊急ストップ！
お肉は縮むから、計算どおりにはいかないのよ。

ヒーヒーなりながら、なんとか包丁の工程が終了。
水張った鍋に火が通りにくい野菜から入れて、
火が通ったらちょっとコンソメを入れる。

具材が全部入ったらカレーの肝、ルーの投入。
パッと見甘口のストック多めで、中辛がそこそこ。
甘党男子は、想像以上に徹底してるらしい。

鍋と残ってたルーから計算して、
甘口３：中辛２くらいで入れておく。
もし足りなかったら、いろいろ隠し味で足そう。

味の確認が取れれば、カレー完成！
・・・長い道のりだったよ。

全員「いっただっきまーす！」

食べ盛りのおかわりも想定して、かなりいっぱい作った。
それでも残った分は、帰って来た２人用。
阿部ちゃんの頑張りと共に、判定してもらおう。

阿部ちゃんの説明書も、忘れずに聞こうっと！