君がいなくなっても-3- (ページ35)

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深澤辰哉side

9時間の生配信終了後

クシュン！

と聞こえるくしゃみの音

くしゃみの主はもちろんAで、

その場に小さく丸まっている

「あーも、ほら。」

ジャケットを脱ぎ、ひとまず肩にかける

『たつくん寒くなっちゃう。』

そんなこと言ったって肩震わせてんだもん

「Aの方が寒い。」

ス「深澤さん、ブランケット使ってください！」

「あ、ありがとうございます。...A立てる...って貧血起こしてんでしょ。」

『ぐるぐるする...。』

「目眩もか？」

目黒「ふっかさん、中ヒーター付いてるんでそっちに。」

「ん、おっけ。ちょっと首に手回してね。」

ひょいとAを持ち上げる

「相変わらず軽いなぁ。」

岩本「ふっか大丈夫？」

「余裕。照、Aにブランケットかけてくんね？...あんがと。」

『...たぁくん、』

元々色白だけど、寒さと貧血で青白くなっている

「今暖かいとこ行くからね。」

ヒーターの前に移動してしばらくするとAのほっぺもほんのり色付いてきて

そっとほっぺに手を添える

「顔色戻ったね。良かった。」

『たつくん手暖かい。』

「暖めてたからね。」

すっとAの手が俺の顔に伸びてきて、ほっぺに添えられるけど

「冷たっ！」

『ふふっ(笑)』

「もー、びっくりしたわ。冷たすぎ。」

手を捕まえて優しく包み込む

「ちっちゃい手。」

『うるさいなぁ。』

宮舘「あのーいいとこ悪いけど、イチャつきすぎ。」

声のする方を見ればメンバーがこっち見てて

ラウは顔を手で覆って真っ赤にしてるし、照は場所考えろって顔

阿部「ふっかデレデレしすぎ気持ち悪い。」

「うるせぇ！いいだろ別に！」

向井「じゃあ俺もはなちゃん暖めたる！」

佐久間「あー！俺もぉぉ！！」

『ふふっ、ありがとう。』

岩本「...お前らなにしてんの。」

気づいたらみんなAを中心に集まってて

「いーから照も来いよ。」

『なんか、こうやってるの幸せだね。』

10人でこうやって一緒にいれる

その幸せが続けばいいな