# Route Orange ページ4
Koji side.
「向井さん!」
気分転換にコンビニにでも行こうかと家を出て歩き始めたら、後ろから可愛らしい声で俺を呼ぶ声が聞こえた。
康「Aちゃん?」
小走りで駆け寄り、俺の横に並んだ彼女。
康「どしたん?コンビニ一緒に行くか?」
彼女は俺を見上げながらコクリと頷いた。
ちょっと照れ臭くてポケットに手を突っ込みながら肩を並べて歩く。
終始無言のせいか、緊張の糸はピンッと張ったままで。
なんでこんな緊張するんやろ、
ポケットに突っ込んだ手は少しだけ震えていた。
それからコンビニで好きなものをカゴに放り込んでいく。
康「好きなもん買うたる。」
「いいんですか?」
康「ええよ〜」
お酒買う?なんてふざけて言えば、彼女は少しだけムッとして、もう買いません!なんて言うてて。
冗談のつもりやったけど、彼女の必死な感じがお酒飲んで間違いを起こしたくないという牽制なんかなって感じてしまって勝手にショック受けて。
でも一度カゴに入れたお酒を戻すことも出来ずに妙な意地を張ったりして。
すぐに保険をかける自分が恥ずかしくて、情けなくて。
何でもっと男らしくおれんのやろ、ってなんかもう自棄になって、外に出た時に彼女の手を握ったんよ。
そしたら彼女は一瞬驚いた顔をしたのに、その後も手を離すわけでもなく大人しく繋がれたままで。
余計に訳が分からなくなった。
え、なんで離さないん、?
牽制してたんちゃうん、
ほぼその場の勢いやったけど、繋いでしまった手がなんだか心地良くて手放せなくなった。
.
3928人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
cleam(プロフ) - ayaさん» お誕生日だったのですね!おめでとうございます!誕生日プレゼントにもならないかもしれませんが、大切な日にお読みいただけて光栄です^^ (2021年3月14日 22時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 誕生日に推しの甘々最高でした!だいぶでれでれしちゃいましたー!ありがとうございました(*^^*) (2021年3月14日 13時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ジャニオタ佐藤さん» リクエストありがとうございました!お楽しみいただけましたか?そうであれば幸いです◎少し時間がかかってしまい申し訳ありませんでした! (2021年3月13日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - つばささん» 本当に、リクエストいただけて有り難い話です(°_°) 私も、つばさ様あいらぶ!です!笑 ありがとうございます^^ (2021年3月13日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニオタ佐藤(プロフ) - マジ最高です!!ありがとうございました!! (2021年3月13日 2時) (レス) id: 3e7a608e87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:cleam | 作成日時:2021年2月27日 1時