朝、起きたら… (ページ2)

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黒『仕事があるメンバー以外みんな付いてこようとしてたんだけど、さすがに病院にぞろぞろ来れないからね。
代表で、家が一番近い俺が付き添いしたんだ。

あべちゃん、熱４０℃越えてたんだよ？
我慢しすぎだから！ライブ中も隠してたの？』

緑『それがライブ中は全然だったんだよ？興奮してアドレナリンいっぱい出てたから、気付かなかっただけかもだけど…
めめが声かけてくれたくらいからなんだ。辛かったの…』

黒『あべちゃんすぐ無理するから、みんな心配してたよ？
佐久間くんなんか、ずっと【俺のあべちゃんがー】って泣きそうになってたし。』

緑『ﾌﾌｯ、明日ちゃんと謝っとくよ。』

熱は高かったものの、インフルの検査や簡易的な血液検査では何も問題なかったらしく、点滴が終われば帰れることになった。

点滴に入ったいた解熱剤のおかげで、自分で歩ける程度にはなっていた。

緑『俺タクシーで帰るから、ここで大丈夫。めめ、最後までありがとね？
疲れてるよね？早く帰って？』

黒『だから、心配で帰れないから！なんならあべちゃん家泊まってもいいくらいだよ？
あべちゃんが、俺に気使って休めなかったら困るから、泊まらないけど、少しは看病させて！』

めめは、そう言うとタクシーを止め、乗せてくれた。

家に付いて、解熱剤で汗かいたから、シャワーだけ軽く浴びた。

シャワーから出ると、めめが袋からなにか出していた。

緑『買い物行ってくれたの？ありがとう。いくら？お金出すよ。』

黒『……っ…///』

緑『…めめ？』

黒『っ、お金は大丈夫！
レトルトだけどお粥買ったから食べて、薬飲んで？』

用意してくれたお粥を少し食べ薬を飲んでベッドに入った。