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マ「お前、俺以外の男連れ込んだりした?」
嫌だ。
『いや、お願い、いや…』
必死に抵抗するけど、女の私が敵うわけなくそのままずるずると引きずられてしまう。
マ「あ?答えろよ。」
怖い。
どうしようもなく怖い。
早く、早く逃げなくちゃ。
目に着いたのは、ダイニングテーブルに置いてあったファイリングした資料集。
かなりの年数分をまとめてあるものだから相当分厚い。
私はそれをマサトの顔目掛けて、思いっきり投げつけた。
声にならない声を上げて顔を押さえたマサト。
マサトの手が、私から離れた。
私はその隙に逃げ出した。
短い廊下を抜けて、玄関の外へ。
けど、呆気なくまた腕を掴まれてしまった。
マ「ふざけんなよ、お前。」
マサトはギリギリと私の腕を片手で締め上げ、
部屋の中へ引きずり込もうとする。
『お願いだから、離して!!』
大きな声で叫んだ。
『私はマサトのものじゃない、もう、嫌なの、!私に関わらないで!!』
こんな大の大人が部屋の前で大きな声で揉めてたら絶対誰かに聞こえるはず。
お願い。
お願いだから誰か気がついて。
マ「黙ってたら好き勝手言いやがって!」
マサトの握り拳が振りかざされた。
また、殴られる。
そう思った瞬間、
「ねえ、何してんの。あんた。」
私が、一番聴きたかった人の声が聞こえた。
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小豆(プロフ) - TikTokさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました…! (2020年12月2日 4時) (レス) id: 8cc00cb2b2 (このIDを非表示/違反報告)
TikTok - ページ2から名前変換できなくて小豆ちゃんは本当にいい子だと思うになっています。直していただけると幸いです (2020年12月2日 3時) (レス) id: 6febd5b71e (このIDを非表示/違反報告)
小豆(プロフ) - みるきーさん» 初めまして!コメントありがとうございます。 私もようやく二人に平和な日々が訪れて安心しています…!どうぞこれからもよろしくお願い致します。 (2020年11月22日 13時) (レス) id: 702e6b81f5 (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - 完結おめでとうございます。2人にようやく平和?な日々が訪れて安心しました。番外編も楽しみにしています! (2020年11月22日 3時) (レス) id: 3b9a27c99c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小豆 | 作成日時:2020年10月24日 4時