epilogue ページ49
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No side
3年の体育の授業が校庭で行われている。
『じゃあ試合するぞー
チームに分かれて用意できたところから始めろー』
生徒たちが散らばっていく中、
ひとり木陰でうずくまっている女子生徒がいた。
岩「おい、永井。大丈夫か?」
『…大丈夫。』
岩「めちゃくちゃ顔色悪いぞ。
熱中症じゃねーか?」
『大丈夫だから。』
岩「大丈夫じゃねーだろ。」
『ほんとに大丈夫だから……!!!!』
そう言って立ち上がった瞬間、
女子生徒は倒れた。
岩「おいっ!永井!しっかりしろっ!おい!」
『えっ!ちょっ!先生呼んでくる!』
岩「いや、俺が保健室運ぶから
それだけ伝えといて。」
『わ、わかった!』
岩「永井ごめん。ちょっと運ぶぞ。」
『…………』
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保健室へと続く廊下を
男子生徒が女子生徒をおぶって走っている。
しかし、彼らが保健室に着いた時
養護の先生は留守であった。
岩「は!?こんなときに先生いねーのかよ……」
阿「岩本……?」
岩「あ!阿部!」
阿「呼び捨てで呼ぶなってば。」
岩「今それどころじゃねぇよ!」
阿「ん?どうした?」
岩「体育だったんだけど、
こいつ熱中症になったっぽくて倒れたんだよ!」
阿「まじか……やばいな。」
岩「でも今保健室の先生いなくて」
阿「……分かった。あとは俺がどうにかするから
とりあえず岩本は授業戻れ。」
岩「大丈夫なのかよ。」
阿「大丈夫。俺元々医者志望だから。」
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恋せよオトメ(黄) fin.
エピローグ忘れてました。
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作者名:ひなの | 作成日時:2021年7月22日 21時