女医と彼ら【 Snow Man 】 (ページ14)

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残りは最年長と最年少

続いて、8人目は、、、

『、、、ふっかふっか、やるよ』

診察室から顔を覗かせて手招きすると

深「、、、結羽ちゃんがよんでるぅ、、」

ゆっくり立ち上がってのそのそこちらに歩いてきた子は深澤辰哉くん

佐久間同様、ふっかともかなり親しい仲だから

私のことを名前で呼ぶ

、、、にしてもいつも相談しに来る時と違って

こういう時って本当にふわふわしてるのよね笑

、、本人は全く自覚ないみたいだけど

まあ彼の場合このふわふわゾーンに入ってくれないと

診察に手こずるからいつもこの状態になるまで待つの

ごくたまに時間が迫られている時、ふわふわを待てない時に診察するのは至難の業で

泣くでも愚図るでも暴れるでもなく

言葉巧みに診察をかわそうとするのよね笑笑笑

屁理屈言ってみたり、面白い話でこちらの気を逸らそうとしてきたり、、、

まあ予防接種だけはそんな訳にはいかず、いつも時間を置くって訳

ふわふわになっちゃえば、かわいいし素直だし、たまに泣いちゃうけどお利口だし

深「…結羽ちゃぁーん？、久しぶりだねぇ」

『久しぶりだねふっか笑元気してた？』

深「おれはげんきだよ～」

『良かった～、元気が一番だもんね』

そんな他愛もない会話をしながら

順調に診察を終えていく、、、

深「、、次、ちゅーしゃあ？」

『そうだね笑誰か呼んだりする？』

深「んー…大丈夫、俺ひとりで頑張れるもん」

、、、もん、だって笑笑

普段だったら絶対使わない語尾笑

『じゃあ、ちょっとチクッとするよ～？動かないでじっとしててねー』

そう警告するとギュッと目をつぶって

ただただ痛みを耐えるふっか

昔、寂しがり屋で可愛かった頃は

よくポロポロ大粒の涙を流して泣いてたけど

最近は涙を流さなくても耐えられるようになったふっか

小さい時からみてるおばさんからすれば

この成長も感動もの

『…ふっか～、お疲れ様ー^^終わったよー』

ふわふわのふっか、次はどこで見れるかな…？笑