“女の子”ではなく超絶可愛い“男の娘”【男主】 (ページ22)

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・小柳side

手を出されるのを待ちながら歩いてたらいい拾い物(樹)をした。
本来の目的とは遠く離れてて、本当は一人で過ごす方が良かったんだけど、服も欲しかったし丁度いいよね。

田「よくよく考えたら男二人でレディースはマズくね？」

「俺のガワは女子だから大丈夫」

田「あ、そっか」

俺は可愛いからね。
ガワだけじゃなく声までなら女の子に寄せることぐらいどうってことない。

田「なぎちゃんって普段どんなの着るの？」

「女子という昔からの固定概念に沿ったようなのは着てるよ。スカートもミニじゃなきゃ履くことあるし」

田「あ～…それはなぎちゃんしか出来ねぇわ」

「うん。いくら可愛い男子でも俺みたいにはいかない自覚はある」

男の子でありながら見出した可愛さと、まんま女の子に見える男の娘じゃ格が違うんでね。←

田「なぎちゃんの普段のカンジはダウナーに近いけど、やっぱファンサマシーンなだけあって可愛い系統多いよね」

「そうね～ダウナー系の服持ってないかも」

田「バチバチに決めた衣装着てもかっこいくなるだけでダウナーとは違うし」

「ベースがこれだからな～性格云々差し引くとダウナーな感じないから」

田「やっぱそれか～」

それに、可愛いで売ってるから自然にそうなったってのも一つあると思う。
無意識に可愛い系統か中性的なやつ買っちゃってるのかも。

「まぁ今回は樹の好みになるから、違った系統になること期待してる」

田「任せてください。そんで今度から俺と合う時はその服着てきてください」

「ん～～～そこは要検討で」(笑)

叶えられなかったら申し訳ないので、絶体を約束はしません。
それに、小悪魔的俺も需要あるだろ？(確信)

後をつけてくる気配もなくなったことだし、目一杯楽しむとしよ。

田「ガード高」(笑)

「じゃなきゃ照に怒られるの俺」

田「ははっ！俺も怒られたくないから真面目に選ぼ」(笑)

「そうしてそうして。俺すぐに樹に選んでもらったって言うだろうから」

田「なぎちゃんが黙っとくっていう選択肢は、」

「ないね」(笑)

田「だよね～～」

照に噓つくのは心が痛くなるからしないよ。
辰にだったら考えるけど((