糖分【あべさく】【めめこじ】【だてなべ】【いわふか】 ページ9
ラウールside
2月14日。バレンタイン。ただでさえいつもメンバーの甘々な雰囲気に悩まされているというのに、今日はどれほどの糖分を摂取することになるのだろう、と頭を抱えながら一番に楽屋についてしまったことを後悔する。
僕以外のメンバーは今からが今日の初仕事であるため、そろって送迎車でやってくるのだろう。前仕事のおかげでその空間にぶち込まれなかったことが不幸中の幸いだ。
そんなことを考えながらボーっとしていると、足音が近づいてくるのがわかる。
佐久間「らうーーる!!!」
扉を一番にあけたのは佐久間君。僕と目が合うなりすぐさま大声で叫びながら駆け寄ってくる。
佐久間「はいっ。」
そう言って両手をずいっと前に出して差し出してきたのは、白色の包み紙で包装された四角い箱。よく見ると後ろからぞろぞろとやってくるほかのメンバーの手にも、それぞれのメンバーカラー色の同じような形の箱が手にされているのがわかる。
メンカラ意識してる当たり、細かいこだわりって感じで佐久間君らしい。「ありがとう。」とお礼を言ってすぐに気になる人物を探す。
ラウ「……あれ…？」
佐久間「ふへへ。みんなと一緒じゃん、って思った？」
そう。僕の視線の先は佐久間君の恋人である阿部ちゃん。
佐久間「佐久間さんがあれだけで終わらせるわけないでしょ!!!」
「さっきしっかり王道の『プレゼントはわ・た・し♡』決めてやったぜ!!」
目の前の佐久間君はドヤ顔を効果音が聞こえてくるのではないかというほど大げさに決めてくる。
が、そんなことはいつも通りなので、
ラウ「佐久間君、アニメの見過ぎでしょ。」
とさらっと返してほかのカップルへと目を移そうと楽屋を見渡す。
するとすぐにイチャイチャしているめめこじが目に入った。
この二人は普段から距離が近いで有名だが、今日はいつにも増してそのまま一つになってしまうのではないかというほどにくっついている。さらに、
目黒「今日ウチくる？これ、一緒に食べようよ。」
向井「ほんま!?めっちゃ嬉しい！」
「でもこれはめめにあげたんやから、めめ一人で食べや？」
目黒「……じゃあウチにも来ない？」
向井「えっ。待ってや。それとこれとは話ちゃうやんっ。」
といったようなバカップルの会話が繰り広げられている。
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uyumu(プロフ) - 茉音さん» コメントありがとうございます!!共感していただけて良かったです!!これからもぜひよろしくお願いします!! (2023年2月11日 20時) (
レス) id: a5db0933c2 (このIDを非表示/違反報告)
茉音 - コメント失礼します！ ふっかさんって小悪魔似合いそう、というかこの頃あざといのは狙ってるのでは！？と思っていたので、めちゃくちゃ共感しました！！それとしょっぴーの照れ方がリアル過ぎて尊かったです！！これからも応援しています！頑張ってください！ (2023年2月9日 23時) (レス) @page2 id: 22e441d1ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uyumu | 作成日時：2023年2月7日 13時
