57 Daiki side ページ7
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あの出来事があって依頼
久しぶりに3人で遊んでおったんやけど
何にも変わる事なく時間だけが過ぎていき
この後用事があるAとは別れ
神ちゃんと2人で帰っている最中。
各々理想の冬デートを言い合った中で
Aは夜景デートに憧れる言うとったけど
やっぱりそういうん憧れるんか、、、。
神『クリスマスデートAのこと誘わへんの?』
重「へぇっ!!』
ぼーっとしていると
あまりにも当然すぎる
神ちゃんからの発言に
間抜けな声が出てしもうた。
神『なに間抜けな声出してんねん笑』
重「やって神ちゃんが急にそんな質問してくるから」
神『すまん笑、すまん笑』
重「クリスマスデートか。神ちゃんは去年Aと過ごしたんやろ?」
神『おん、まあお互いクリぼっちってやつやったからやけど、食うてしかなかったな笑』
重「、、、ええな〜神ちゃん」
神『そんな事言うたってシゲ彼女おったやんけ!笑』
重「そうやけどさ〜」
神『なら今年は一緒に過ごしたらええやん』
そんな事言ったって
好きな人を誘うって簡単な事ちゃうで!!!!
神『ちょくちょく、Aとは遊んでるんやろ?』
重「おん、まあ」
神『んなら誘っても何の問題もあらへんと思うし、もう1回そこで告白してみたらええんちゃう?』
重「クリスマスに告白なんて下手すぎるやろ!!それに、、、まだ自信ないねん」
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あの一件から
季節は巡り
暑かったあの夏の出来事が
今では凍える寒さを
迎えつつある冬の時期。
月日はある程度経っているし
Aとの微妙な空気感もなく
今まで通り過ごしておるけれど
イマイチ自分に自信がもてへん。
神『今まで2人の事を見てきた側だから言うけどAもシゲもお互い同じ方向に向かってると思うで』
重「神ちゃん、、、」
神『やから、もっと自分に自信持て!!!』
重「ありがとう、神ちゃん!俺Aの事誘ってみるわ!!」
その日の夜
スマホを握りしめ
"クリスマスの日空いとる?"
と何度も打っては消しを繰り返し
震え混じりでAに送った。
既読がいつ着くのか分からんドキドキと
なんて返ってくるのか分からんドキドキと
色んな感情が入り混じっていて
Aから返信がくるまでのあいだ
落ち着いておられんかった。
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karen(プロフ) - はじめまして!この作品すごく好きです!続き楽しみにしてます! (2021年11月1日 9時) (レス) @page9 id: eb6042d99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:泪傘。 | 作成日時:2021年10月3日 1時